■■有栖川 みかほ(通称アリス)様■■

『人食い鳩』と『千里眼』と『歩行雑音機械』の優雅(?)な日常 番外編U 【ヴァレンタインDAY】&【ホワイトDAY】詰め合わせ


 


皆様
たぶんこんばんわです
なぜか案内人に抜擢された
イースです!


ったく、
後からギャラをふんだくってやらなければ
ただ働きなんてまっぴらですよ

それでゎ詰め合わせの内容を説明しましょう


まず、前編
登場人物
・クレア
・イース
・エリザ
・アーニャ
・ルチェラヴェート
・突っ込み要員

という、女子陣のみとなっておりますし
上二人以外ゎWB関係ないトコから
引っ張ってきてますが気にしないほうがww
あえて言うなら
エリザ&アーニャ=ドラクエ
ルチェラヴェート=アイモ(リレー小説)
突っ込み要員=アニメ
となっております
詳細ゎ
ジュエリークレパスにて、です
エリザ&アーニャ=アメジスト
ルチェラヴェート=オパール
となっておりますので
気になる方ゎどうぞ

中編
登場人物
・クレア
・ルーティ
・ファンメイ
・フィア
・ちょこっと、セリシアちゃん&レシュレイ君
・なぜかヘイズ

となっています
なお、セリシアちゃんたちゎ許可なしですので
文中ゎ名前が出てきませんww


後編

これゎお楽しみ〜




ホワイトでー
登場人物
・ヘイズ
・ラド
・カノン
・フローレンス
・ナイン
・ファリエル
・ちょこっと、ハリー




単なる、友情編?となっております〜





なお、「アリスちゃんのごきげんよう」もございますので!
最後までお楽しみいただければ光栄です!






















始まりますよ?
ざびえる




















これゎ・・・・・・・
ヴァレンタイン当日のとあるお話・・・・・・・・




























注意事項
・オリキャラのオンパレード
・男性陣一切でない
・めっちゃ、ぐだぐだ
















































































「あれ?皆さん何してるんですか? そんなに集まって?」
ひょこり、と現れたのゎ
「「「「あ、第二皇女ルーファス」」」」
「・・・・・・・・ルチェラヴェートです」
茶色のセミロングのクセ毛と、
かわいらしいフリルつきにカチューシャ
たっぷりとしたミニドレス
そんなに、外見に特徴があっても、陰が薄いのゎ性格のせいだww
「ん〜、でなんであつまってんだろ〜ねあたしたち〜」
たいてい、語尾が延びるという特徴をもつ、
ボリュームが多いウェーブの濃い桃色の髪の毛
ぱっちりとした、蒼の双眸
オリキャラの中でも、いちばんめだつだろ〜「エリザ」
セカンドネームとかないよ〜
「そうですね・・・・・」
考え込んでいるのゎ
エリザの妹「アーニャ」
本当に姉妹か?と性格面でゎ問いたくなるが
貌ゎまったくといっていいほどそっくりで
GTたちを思い出してしまう
区別をつけるためか、双眸ゎ澄んだ紅
濃い桃色のストレートの髪を上のほうでひとつに結い上げているが
見事、ツインみたいになっている
「ですよぉ〜」
うんうん、とうなずいているのゎ
音声No.46こと、イース
ロリータ服に、赤いリボンでの毛先くるくるツインテール
特別製のI−ブレインをもち、その特性を平たく言うと
「ハッキング特化型魔法士」で、カテゴリ「雑音使い」
任務中に戦死扱いになっているため、自由である

イース「タイトルと関係とかありません?」
エリザ「あ、そ〜かも!」
ルチエ「へ?紙切れ・・・・・」
ひょい、とルチエがしゃがむ
ルチエ「えっと・・・・・・・・・・・・・」
クレア「?それ何?」
ルチエ「『今回ゎ、女子だけのため突っ込み要員を用意したよっキラッ☆』」
イース「なにはなしてるんですかぁ?」
アーニャ「突っ込み要員?」
エリザ「そっかぁ〜、グラサン君いないもんね〜」
?「そうですね〜」
クレア「そうそぅ・・・・・・って!」
エリザ「あ! 誰かいる」
?「はじめまして! 突っ込み要員こと」
エリザ「メガネちゃん?」

ずこぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


?「ちがいますよぉ、わたしゎ『フォートレスト卿アリーテ』です」
アーニャ「変わった名乗り方ですね」
アリーテ「こっちでゎ、普通ですよ?」
エリザ「じゃぁ、メガネちゃんだね」
アリーテ「違います」⇒(この差0.1秒)
イース「只者じゃありませんね・・・・」
ルチエ「あ、メモがまた」

ひょい

クレア「『フォートレスト卿アリーテ』
     マ王のオリキャラとして発案
     ピンクの髪に、水色の目
     ついでに、赤ぶちメガネ」
ルチエ「・・・・・・台詞とられた・・・・・・」
クレア「にしてゎ、差がみられないわよ・・・・」
イース「ヴァレンタインきかくじゃなかったのですか?」








・・・・・・それだっ!
























「ってな、わけではじめましょー!」
イースの掛け声によりチョコ作り開始
「ふぅ〜ん、まぁ悪くないか」
バンダナをいじる、エリザ
その横で、何かしてるアーニャ
「あ! みなさん何はじめてるんですかっ!」
なぜか怒っているイース
「えと・・・、どうかしたのかな・?」
ルチエが心配そうに聞く
きっ、と全員のほうをにらんで
「まだ、メイド服着用してないじゃないですかっ!!」
手をぐーにして・・・・・・

・・・・・・え?

メイド服・・・・・・・?


くれあは ぜんそくりょくで にげだした
しかし
えりざが ゆくてに たちふさがった
「 いかせないわよ くれあ 」
あくまのように わらっている
「ちょっと! 」




「あ、それなら!」
なぜだか、メガネが声を上げる
す、と片手を上に天を仰ぐように、もう一方の手を胸の前に












































―――――ココロに属する姿の粒子よ! 


                わたしに力を貸して頂戴!―――――――――







































凛、と呪文めいたその言葉ゎ空気を振るわせた
ほぅ、と誰かが息を吐き出す
「って・・・・・・・・・・・・・」
目の前に何かが!
オーロラのような、ものが!
「ちょ!ちょっとぉ!」
次に気がついたときにゎ、オーロラゎなかった
「・・・・・・・なんだったのよ・・・・」
「びっくりしたぁ〜」
「エリ・・・・」
ざ、と続こうとした言葉ゎ中断された
「ぶっ!!」
おなかが痛いっ!
そう、エリザの頭に・・・・・・・・・・・・・・・・・

































































「「「「「「「ぶっ・・・・・・・・・・」」」」」」





ぜんいんでわらいころgww

「ひどぉ〜い!」
とかいいつつ、そんなにすねてない

「だったら、そっちもでしょぉ〜」
は?
・・・・・・・・・こっちも?
おそるおそる、頭の上に手を伸ばす


















ふさっ・・・・・・・










ぶらぁ〜く・ろぉ〜くっ・しゅぅ〜たぁ〜









「落ち着きました?」
イースが心配そうに覗き込んでくる
な〜んということでしょぉ〜う!
『恐怖! みんなの頭に耳が生える現象』
「・・・・・・いったいどうやって・・・」
なにやら、アーニャが考え込んでいる
「♪」
ルチエゎ楽しそうにいじって遊んでいる
「で、皆さんチョコ作りゎ?」
ぐりゅん、とみんながいっせいにそっちを向く
お茶をすすっている、アリーテ





























お前か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




























































メイドコスプレ&猫耳またゎウサ耳で作業を
続けること三十分


「ふぅ」
なんとか、型に流し込み現在冷やし中
その間も暴走ゎとまらず
各々が好きなことをしている
イースゎどこからかニコニコ動画を見ている
ちなみに、
アリスゎ「三年四組」になりたいっww
ルカが歌ってるからww
ルチエゎ耳をいじっているし
アーニャゎ読書中
エリザゎ・・・・・・・・・・・・・・・・・
















































































































書くのも恐ろしい







そう・・・・・・・・・・・・・
空間を破壊して遊んでいる
ってか!
もう遊びレベルじゃねぇ!




エリザの杖からいろいろなものが飛び出し・・・・・
ってか、僧侶じゃん!
傷ついた人を助けよう!
「あ」

気づいて声を上げたときゎもう遅く・・・・・・・・・・・

























































































冷蔵庫を直撃















































































































え〜り〜ざ〜

























































































後ゎ語るまでもない

















〜オマケ〜





一部始終






「今日ゎ許せませんね・・・・」
「同感ですよ、アーニャさん」
「いや〜、ちょっとやめない?」
「ルチエさんや、お姉さまゎ下がっていてくださいね〜」
「・・・・こくっ」
「・・・・任せたわよ」
「あ! ちょっとっ!」
「私も加担しますよ〜」
「ありがとうございます、それでゎ」












TO☆THU☆GE☆KI























「平和ね、ルチエ」
「え〜っと、うん?」




















断末魔の叫びw



























































 






「ってことで、たのめる・・・・?」
「勿論よ」















午前中ゎすさまじかった
まったくといっていいほど、チョコ作りゎ進行せず
挙句の果てに、撮影会
悪いとゎおもわないけどね・・・・・・
肝心のチョコレートが作れてない・・・・・・
よって、クレアゎ
一人の少女に、助けを仰いだ
























「ヘイズさんに?」
「っ!?」
「わかりやすいわね〜」
かわいらしく、こぶしを口元にあて、わらっている
飛・露蝶(フェイ・ルーティ)
「さぁ、早速はじめましょうか」
ひとつ頷いてから、エプロンを身に着ける
ちなみに、ロリ子がいないのでかわいらしい普通のエプロン
「あ、まって」
「へ?」
はい、と差し出されたもの
「これ着てやるんでしょ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・

しないよ?



「え?どうして?」
小鳥のように首をかしげる
「いや・・・・・・・、だって・・・・・・」
「じゃぁ、着て!」
いやいやいや・・・・・







「さぁ、開始ね」
「ねぇ、いろいろと突っ込みたいんだけど」
「何を?」
「とりあえず、ビデオカメラしまおう?」
「どうして?」
「だって・・・・・、なんか恥ずかしいって言うか」












「これでいい?」
「いや、何で・・・・・」
なんで!
「設備グレードアップしてんのよっ!!」
これじゃ、テレビのスタジオじゃない!
「・・・・・・・・・・どこが?」
「そことか、そことか!あと、そこっ!」
カメラマン要らないし、照明器具も要らないっ!
ついでに
「ギャラリーいらないからっ!」
「くれあったら、わがままばっかり」
仕方ないじゃんっ!
「ほら!そんなことしてるから完成しないのっ!」
ぺち、と頭をはたかれる
「だって!」
「あ〜?いったい、何してんだよ・・・・?」
がらがら〜、と入ってきたのゎヘイズ
「っ!!」
無意識に顔が赤くなる
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
あ、なんか目が合った
「ルーティ、デジカメ貸してくれ」
「はい」



ぱしゃ



「じゃ、これかりてくわ」
「かまいませんよ」
「三日後くらいに返す」
「了解しました」
がらがら〜、と姿が扉の向こうに消える
「・・・・・・・・・なんだったの・・・?」
「さぁ〜?」
む〜、怪しい
笑ってますよ、ルーティ
「クレア気づいてないの?」
「何が?」























「自分の格好」


















ぎゃぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ亜あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
























「あ、あんの変態ッ!!!!!!!!!!!!!!!」
「うふふっ♪」
そうだったのか・・・・
そうだったのね・・・・・・・・・・・・
くそぉ!
変態っ!
イル以上に変態ぃ!
許さないんだからぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
「さ、つくりましょうか〜」
ボールなどを取り出している、ルーティ
「ほら、クレアもやるのよ」
「〜〜〜〜〜〜」
いや、なんか作る気力うせる
あ!
そーだ!
「毒薬でも・・・・・・・」
「クレア!」
「わかってるっ!」
そっかぁ〜、なるほど〜
『カンタレラ』しこんじゃえ!
どうせ、魔法士だし
死んだりしないでしょ
そうときまれば・・・・・・
「えっと、これでいいんだっけ?」
「そうね、あとお湯用意してね」
「はぁ〜い」
そうときまれば、話ゎ早いww
やる気まんまんだぜ!















「ねぇさ、どーしてもいる?」
「もちろん」
「どうしても?」
「いるわよ」
ちゃっかりと、ビデオカメラ
それも、何台か
「とりあえず、50ね」
そんなにっ!
「後で編集しなきゃ」
しなくていーです!
「そーいえば、ファンメイたちゎ?」
かのお下げ少女
彼女の手にかかれば、ヴァイオハザートができるらしい
本人ゎ「メイちゃんのアンゴルモアクッキング〜」と
語尾に音符がつくww
「午前中に作って、今ゎ休憩かしら?」
「ふ〜ん」
これで、キッチンの爆破ゎ防がれた
ナイスルーティ!
・・・・・・・・ん?
待てよ・・・
この「WB(悪いやつゎぶっ飛ばせ)学園」にゎ・・・・・
もう一人、
めちゃくちゃ、料理べたの人が・・・・・・・・・・
どちらからでもなく目を合わせ、
次の瞬間にゎ全力ダッシュ!!!!!!!!!!!
「ちょ! 危ないじゃないっ!」
いつ爆破するかわかったもんじゃない!
とても、笑顔が素敵なピンクの髪の少女
そう、彼女も・・・・・・・・・・・・・
「すさまじい腕の持ち主!」
ルーティもカメラ片手にダッシュ!
I−ブレインで検索開始
少女の居場所を・・・・・・・・
「あったっ!?」
ちょうど、寮のキッチンにいる!
多少減速しつつ、方向転換
目指すゎキッチン!

「・・・・・・何してるんだ?」

「「あ」」
そう、彼女の被害者・・・・・・あ、違う〜彼氏
「ちょうどいいとこにっ!」
「?」
首をかしげる
「ちょっと、探してたのよ」
肩で息をしながら、ルーティ
「約束でもしてたのか?」

あなたの、かわぃぃ〜彼女が
キッチンを爆破させるかもしんないんので
探してます

なんて・・・・・・・・
「言えるわけないじゃないのッ!!!!!!!!」
「どうした?」
どうしたら・・・・・・・・
ちら〜、とルーティのほうを向くが
考え込んでいる
「そのね・・・・・・・」
「三人ともどうしたの?」
かわいらし〜い外見とぴったりな、かわいい声
振り返ると
「?」
小鳥のように首をかしげる、少女
そして・・・・・・・・・・・・・
白い手に握られているのゎ・・・・・・・・・









                       DARK MATTER






そんな!
先生っ! うちの子ゎ!

残念ですが手遅れです

そんなっ・・・・・・・・・
どうしてっ! 
助けてくれるって言ったじゃないですかっ!

我々としても最善を尽くしましたが・・・・・・・

そんなっ!
どうしてっ!
どうしてぇ!





























死体が見つかるのも時間の問題














さらば、真の龍使い










































「・・・・・・・・・・・・・・・さぁ、細かく砕いたチョコをボールに入れて」
「これでいい?」
「うん」
ざーっと、チョコを流す
「そうしたら、お湯の上に浮かべて」
「ん〜、これでいい〜?」
「いいわよ〜」
順調に進む作業
しかし・・・・・・・・・・・・・・
「ルーティ」
「何?」
「なんで・・・・」



いちいち、衣装着替えるんですか?





「だって、絵柄がつまらないじゃない」
知らんっ!
「あと、4着あるわよ〜」
「捨てといて」
「だめ」
「じゃぁ、処分」
どっちみち、同じww
「だめ」
「じゃぁ、デリートホールに突っ込んでいい?」
「だめ」
「じゃぁ、イルに着せても?」
「それゎいいわよ」
許可ゲットww
「ってか、そんな許可要らない・・・・・」
あ、やっぱり?
「クレア、後ゎ型に流してデコレーションすればOKよ」
「本当っ!やったww」
やっと終わったww

















「ってかさ、ビデオとっても見る人いないんじゃない?」
「いるわよ」
「誰が?」
「コンパクトディスクさん」
・・・・・・・・あいつか
「じゃぁ、例のもの用意しましょう」
ビデオカメラをテーブルの上に置くと
なにかを取り出してきた
「む?」
がらがら〜、とドアが開き、
運び込まれたのが
「水槽〜?」
うん、とルーティゎ頷く
「等身大チョコレート作成」











































あ、それとねっ☆



























「ななな! なに考えてんのっ!」
「インパクトってとっても大切なのよ?」
「わかるけどっ!」
「とりあえず、型を取って・・・・」
「いや! 埋められちゃうじゃん!」
全力否定っ!
「大丈夫よ、魔法士だし」
「よくないっ!」
「なにしてるの〜?」
ひょこ、と姿を現した
リ・ファンメイ
「ちょっとねww」
「ふ〜ん」
ぱ、と表情を明るくして
「わたしがつくってあげ・・」
「謹んでお断りいたしますっ!!」
あぶねぇ
「遠慮しなくていいよ〜」
遠慮じゃない!
「ファンメイさ〜ん?」
続いて、フィア
「あ、フィアちゃん!」
うれしそうな声を上げる、メイ
「何してるんですか?」
「あのねあのね〜、クレアのお手伝いっ!」
えい、とこぶしを突き上げる
ってか、手伝ってもらってないし
「二人とも、どうしてここに?」
「えっとね〜、」
にこ、と笑い
























キッチンが爆発しちゃったのっ♪






















「・・・・・・・・・・なんで」
なんでやねんっ!
「あはは〜」
と笑っている元気な少女
もしくゎ容疑者?
「すいません・・・」
小さくなりながらも
誤っている天使フィア
先ほどまで、キッチンの爆破で
最強騎士の七瀬雪に怒られていた
ちなみに、きっちんゎ
調律士が直すとか直さないとか






















































「できたぁ♪」
脳内時計でゎ9時あたり
きゅ、とリボンを結んで
完成





小さく息を吸ってはいて

彼に渡すため、少女ゎ部屋を出た










ハッピーヴァレンタイン?









 








さてさて、ここに一人の少女がいました〜

その仔ゎ手にあるものを待っていました〜

それが何かって?

いずれわかりますよ〜











どくどく、と波打つ自分の鼓動
聞こえてくるかすかな寝息















クレアゎチョコレート片手に部屋に入り込んだ
ほんの数分前のことである
「・・・・・寝てるわよね?」
ぽつ、とつぶやいた声が反響する
「いや、ばっちり起きてる」
「ッ!?」
ふりむくと、眠そうにあくびをしているヘイズ
「アンタ・・・・・・」
「寝ないようにがんばっておきてた」
「はぁ?」
眉を寄せて、あきれをしめす
「だって」
指で、クレアの持っているものを示す
「くれるんだろ?」
「ッ・・・・・・・・・・・・・・・」
「何?図星?」
「・・・・・・・」
真っ赤な顔で黙りこくるクレア
にや、と人の悪い笑みを浮かべるヘイズ
「ふ〜ん」
唇を指でいじる
ひょい、とクレアの手からチョコを取る
「あっ!」
「よくできてんなぁ〜」
するする、と包みをはぐ
「ほい」
「へ?」
返されたチョコレート
・・・・・・・・・
・・・・・・・・?
「まさか、それなりの覚悟がないとかいわねぇよな」
「?」
「え!」
なぜかヘイズが驚く
おそるおそる
「恋空とかみねぇの?」
って聞いてくる
・・?
ってか、なぜにアンタが知ってんのよ?
「なんつ〜か?のり?」
なかおあきらの大嫌いな奴ww

「え! リアルにわかんねぇの?」
うん
「・・・・・・」
がしがし、と頭をかくと
「ここゎ俺が・・・・いやでもさ・・・」
ぶつぶつ言っているがなにがしたいのか
わっかりぃ〜ませぇ〜ん
あ〜い
とぅいまてぇ〜んww

「・・・・・・・」
「?」
開けられたチョコの包み
なかにゎ、茶色い物体
たべてぇ〜!といってるように聞こえる
アリスにゎww
「だぁ〜!!!」
猪木だww
「もういいっ!!??」
「何――――」






ひょい、とチョコをつまむと自分の口の中へ・・・・・
いれたかとおもったのだが・・




「ん〜!!!!???」
驚愕に目を見開く
やっと、離れる唇
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
互いに目を合わせる







「・・・・・・次回から、自分からすんだぞ」
ぼそ、とヘイズがつぶやく
・・・・・・・・・・・・









ちゆ



「ッ!!!?????」
「お返し♪」


そのまま、ヘイズを部屋に残して、外に出る




「・・・・・・・・」







その夜ゎなかなかねむれなかったとさww























 




「おいこら」







何にもない空間に、木霊する独り言
「るせぇ」
ぼそ、と隣でつぶやくのゎ
旅芸人なのにまったく、ムードメーカじゃないナイン
そして、
その隣に一言もしゃべらず、口を閉ざしているファリエル
ちなみに、戦士
「なんか、しゃべろうぜ」
「断る」
すぱ、と一言できってみせるナイン
ほんと、しけたやつだな
ファリエルゎ・・・、と
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
無言のうちに、断られた
目を合わせただけで、断った
恐るべし!

「お〜お〜、しけてんなぁ〜」
ずかずか、と歩いてくる奴
「カノン、うるさいですよ」
「・・・・・・・」
ものしずかな奴ともっと静かそうな奴
左右で長さが違う金髪に、きらきらとしている蒼い瞳
「カノン、カノン・ロンドだ」
に、と笑う
「私ゎ、フローレンス・ヘルトです」
深い緑の三つ編みが肩ぐらいまであって
黒縁のめがねの奥に、鋭そうな深緑の瞳
「ラド」
一言言うと、黙りきってしまう
黒に近い灰色の髪とダークイエローの瞳
「それにしても、ここゎ・・・」
めがねを押し上げながら、フローレンス
「あ〜んまりにも、しけってっから俺様が来てやったんだよ」
にやにや、と笑う






ぷっち〜ん










プリンをぷっちんした音でゎないですぞww
「おい」
低〜くなった声
気がつけば、ヘイズが
カノンの胸ぐらをつかんで、ゆっさゆっさと前後にゆすっていた
「おいこら!」
つかまれているカノンゎぽかん、と
ほかのみんなゎ動けない状態
「来るんだったらクレアにしろよぉ!!!!!!!」
むなしい22歳の叫び
「・・・・・・・・・」
口をぱこぱこするが、声が出ないカノン
ぱ、とカノンの胸ぐらをはなし
体育座りですみにヘイズがそっぽ向いてすわる
その背中を、なぜかファリエルがたたいている
意外と面倒見がいいのかもしれない


「ごほっ・・、なんだぁ・・?」
咳き込むカノンにフローとラドが近寄る
「さぁ?」
「・・・・・・」
「「ん?」」
くいくい、とラドが二人のシャツを引っ張り
ヘイズを指で示す
「「?」」
「人食い鳩(ハンターピジョン)・・・・・・・」
「「っ!!」」
おそるおそる、フローが近づく
「失礼と思いますが、もしかして」
ヘイズが涙ながら振り向く
「何だよ・・・」
きらきらと涙がヘイズの孤独(?)を示している
「ヴァーミリオン・CD・ヘイズ、さん?」
ヘイズが頷く
「うそぉおおおおおおお!!!!」
寂しさなどが混じった絶叫
見ると、カノンがしくしく泣いていた
「カノン・・?」
ラドが声をかける
「俺、さりげな〜くファンだったのに・・・」
ぐすぐす、と泣きつづける
その背中をぽんぽんと
なぜか、ファリエルがたたいている
そして交差する、ラドとファリエルの視線
「「・・・・・・・・・」」
がし、と握手を交わす二人
何が通じたのだろうか
「つい最近、ポスター注文したのに・・・」
「どこで、ですか?」
「ピンクツインテール商会」
うわぉww 100%あいつだww
「「・・・・・・・(ぽんぽん)」」
無言で背中をたたき続ける、ラドとファリエル
ある意味怖い
『うわww大変むさくるしいですね』
現れたのゎ漫画顔
「ハリー・・・・」
『何で泣いてるんですか?』
「「くれあ」」
息ぴったりの二人
『・・・・馬鹿ですか?』
「「うん」」
『いやいや〜、むさいっww』
「ありす・・」
「あれが・・・・・・・・」
ざびえる
『違うッ!!!』
「「「「「「ちっ」」」」」」」
『こう侮辱されてゎ・・・・』
「いやな予感がする・・・」
ぽつり、とナイン









その予感が的中
『う〜HAHAHAHA』
と理解不能な声と同時にいろんなものが降ってくる
ナイフとか、たがーとか、チイタケオとか
「ごじゅう!」
「はちじゅう!」
「「「「「「よろこんでー!」」」」」」
「何さけんでるんですかっ!?」
いたって落ち着いているフロー
「なんつーか?、反射?」
「脊髄で判断・・・」
「さりげな〜く、塾の復習をすんな」
びし、とカノンが突っ込みを入れる
「来る」
ラドの一言とともに、ナイフが地表につき差さる
「っ」
カノンゎ身を翻すと、何かを取りだす
『アリスを怒らせてしまいましたね』
「おいハリー! 分析!!」
『わかってます』
「フロー・・・」
「了解しました」
ラドの呼び声とともに、フローがなぜかペンを取り出す
「火炎斬り・・・・」
物騒な単語とともに、ファリエルが飛び出す
かすかに聞こえる音色
振り返ると、カノンが奏でていた
「あ?」
「はつどうじょうけん」
横から声がする
「は?」
「せんとうきどう」
しゅる、と黒い触手がラドの右手から
「お前・・・・・」
「りゅうつかい」
「・・・・」
なんつ〜か、ラド=エドをそのまま大きくしたような奴=りゅうつかい
A=B=Cだかんな・・・
えっと・・・・
「きますよ」
フローの声でわれに返る
「抗日共同戦線・・・」
戦う相手ゎみんなの敵ありすちゃんですぞ!
































そんなこんなで、男同士の友情が深まりましたww








なんちゃってwww










オマケ(アリスのとどめ)

まってぇ!!
痛いって痛い!!!!!


ひどいっ!
こちトラ、夕食ピッツアですぞ!

ぎゃぁぁ〜




ふらいんぐぽ〜せいどぉ〜ん







































って、チョコ作りどこいった!


おしまい♪
アリスちゃんの理解できないパソコン講座〜♪




注意
・「アリスちゃんのごきげんよう」の面子
・月夜&真昼がボケ
・ネタが雑




ok?













アリス
「アリスちゃんの理解できないパソコン講座〜♪」

月夜
「なんか始まってるじゃない、真昼」

真昼
「僕に言われても」

アリス
「はい、そこっ!びっくびっくわいえぇ〜とぉ!」

月夜
「何でこいつみたいなのがこの世に存在してんのよ」

真昼
「同感だね」

アリス
「ぱっそこんこーなー始めますよぉ〜」

二人(月夜&真昼)
「「ちっ」」

アリス
「まず、パソコンにはですね〜二種類あるんです」


じゃじゃんっ♪


アリス
「今、アリスが使っているのがこちらのデスクトップパソコンです」

真昼
「うん」

アリス
「そして、こちらがお父さんの出張用のノートパソコン」

月夜
「ふぅ〜ん」

アリス
「さて!二つの差はなんでしょーう!」

月夜
「はい」

アリス
「はい、月夜たん」

月夜
「パソコンじゃない」

アリス
「いや、両方パソコンです」

真昼
「じゃぁ、はい」

アリス
「はいっ!どうぞ!」

真昼
「パソコンじゃない」

アリス
「・・・・だから、言ったじゃないですかぁ・・・」

月夜
「じゃぁ何よ?」

アリス
「まず、折り畳みができるかってことです、ほら」



かぱかぱ・・・(アリスが開いたり閉めたりしてる音)



月夜
「ふ〜ん・・・・じー(ノートパソコンを凝視)」

アリス
「そうしてこちらのデスクトップパソコンは机の上などにおいて使うんです」

月夜
「んっ!(力をパソコンにこめる)」

アリス
「何の声ですか?・・・・・って!月夜たん!?」

真昼
「四つ折にするそうだよ」

アリス
「だだだ、だめです! おれちゃ――」

ばきゃん!(パソコンが壊れる音)


アリス
「あぁ・・・・お父さんの出張用パソコンがぁ・・・・」

月夜
「四つ折できたじゃない」

アリス
「うぅ・・・・・」

真昼
「もう終わり?」

アリス
「うぅ・・・アリスたるものこういうときにもっ!」

月夜
「やんないの?」

アリス
「やりますっ!」

真昼
「それじゃ、どうぞ」

アリス
「皆さんわかるとは思うのですけど、立ち上げ方です」

月夜
「真昼、梯子いる?」

アリス
「実際にはたちあがりませんよー」

月夜
「ちっ・・・」

アリス
「立ち上げるためにどうしたらいいと思いますか?」

月夜
「はい」

アリス
「どうぞっ」

月夜
「親戚を集める」

アリス
「そんな大事にしないでください」

真昼
「はい」

アリス
「どーぞ・・」

真昼
「雨乞い」

アリス
「もういいです、突っ込む気力がなくなりました」

月夜
「あっそ」

アリス
「まず、ここの電源ボタンを押します」

ぽちッ☆(ボタンを押す)


月夜
「・・・・・・・・(手を伸ばす)」

ぷちっ・・・(ボタンを押す)


アリス
「はい、もう一回押したのできえてしまいましたぁ・・・・・・・」

真昼
「じゃあこっちのノートパソコンで」

アリス
「それは絶対に起動しないと思います」

月夜
「何で言いきるのよっ! やってみなさいっ!」

アリス
「えぇっ・・・・・わかりましたよぉ・・・」


ぽちっ(ボタンを押す音)



三人(月夜&真昼&アリス)
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」


うぃーん・・・・・・(起動する音)

アリス
「おおっ!」


ぷすん(切れる音)


アリス
「・・・・・・・・」

月夜
「人生何があるかわからない、だから面白いのよ」

アリス
「・・・・・・・・」

真昼
「とりあえず、こっち立ち上げといたよ」

アリス
「真昼たん・・・・・・・ぐすっ・・」

真昼
「これあげるよ(ポケットから布を取り出す)」

アリス
「うぅっっ・・・・・ずびー(鼻をかむ音)」

月夜
「ところで、それ何?」

真昼
「クラスのテーブルにこぼれた牛乳ふいた奴」

アリス
「%%$’&)(’’)(’$’%$!!!」

月夜
「汚っ・・・・」

アリス
「うぅ・・・・・」

真昼
「続けるの?」

アリス
「えぇ〜い!続けますよっ!!!」

月夜
「あっそ」

アリス
「では!文字の入力に参ります!」

真昼
「はいはい」

アリス
「とりあえず画龍様ってうちましょう」

月夜
「実弾で?」

アリス
「違います、キーボードを使ってください」

真昼
「みぃみなりがきえなぁ〜い、やまなぁ〜い」

アリス
「そっちじゃないです」

月夜
「面倒だから格差社会でいい?」

アリス
「いいですけど・・・・・」

月夜
「・・・うわ、間違ったわ」

アリス
「そういう時はですね!」

真昼
「強制終了」

アリス
「早まらないでください」

月夜
「早くしてくれる?」

アリス
「こっちのバックスペースキー―――って!?」

ぼち(真昼が電源ボタンを押す音)

アリス
「もういいですっ・・・・」
















おしまいっ♪



<アリスのぼやき>

 







すみません・・・・・・



やりたいことをやってしまいました・・・・・


すべてヴァレンタイン企画で書いたものでありますが
「パソコン講座」は書き下ろしであります!

くだらないアリスワールドが展開されました
ご注意ください



近々、シリアスな長編ものも書き始めようと思ってますので
温かい目で見守ってください


途中、ザビエルさんがいっぱい出てきましたが気にしないでください




感想お待ちしております!

<作者様サイト>
 ♪ジュエリー クレパス♪

◆とじちゃう? だったら!このアリス、許しちゃおけねぇ!    ・・・・・・へ?    あ〜!!!待ってってば!!!◆