ファンメイに案内されてエドという少年と出会い、二人の歌を聴き終えた後に、アルティミスはファンメイと一緒に戻ってきた。
部屋に戻ってきた途端、二人はその変化に真っ先に気がついた。
どこから調達されたのか、ファンメイの部屋には二段ベッドが添えつけられた。もちろん、元々の一人用のベッドは撤去されていた。
「あ、そーいえば」
アルティミスが『どうしてこうなったのか』を考えている隣で、頭に豆電球が光ったかのような顔をしたファンメイが「ぽん」と右手の拳で左手の手のひらをたたく。どうやら、何かを思い出したらしい。
「…ごめんね。わたし達がエドの所に行っている間にリチャード先生がベッドの入れ替えするって言ってたの、すっかり忘れてた…」
えへへ、と言って小さく舌を出すファンメイ。
「…そ、そういう事はもうちょっと早く言ってほしかったの」
心の中で思った事を素直に口に出し、アルティミスは非難の言葉を投げかける。といっても、ぷう、と頬を膨らませてしまってから口にしても、非難として受け止められるかすら疑問なのだが。
「ごめんねー」
小さく舌を出して、後頭部に手を回して笑顔のまま謝罪するファンメイ。
「わ、分かってもらえればいいの…そ、それに二回も謝られるとアルティミスも困るの…」
非難と受け止められていないのではなく、これが彼女の謝り方なのだろう。と判断。
よって、アルティミスもその点に関しては、それ以上の追求はしなかった。
その後、入浴や歯磨きを終えて「おやすみ〜」と言ってファンメイが二段ベッドの下のベッドの布団に潜り込んだのが、つい十五分くらい前の事。
その直後に「わ〜い、新品のお布団ってあったかいな〜。ねぇアルティミスちゃん、そっちは、そっちは?」などと、ファンメイはかなりのはしゃぎっぷりを見せた。
「こ、こっちも柔らかいの」
「へぇ〜、じゃあ、お揃いだね!」
ひょい、と、下のベッドからファンメイが顔を除かせた。
ファンメイの口からお揃い、という言葉を聞いた瞬間、アルティミスの心の中に何か温かいものがこみ上げた。
「…う、うん、おそろい」
その時になって、自分がはにかんでいた事にアルティミスは気がついた。
「わぁ、かわいい笑顔」
「え…?じょ、じょうだんなんか…」
「冗談なんかじゃないの!アルティミスちゃん、わたしなんかよりもずっとかわいいじゃない!!」
次の瞬間には、顔全体が真っ赤に染まったアルティミスが、ほぼ反射的に布団の中に身を隠していた。
「あれ?アルティミスちゃん?」
ファンメイの声が聞こえたが、アルティミスは布団の中から出る気にはなれなかった。
『かわいい』。
その言葉が、耳に残っていた。
それは、アルティミスにとって殆ど縁の無かった言葉。
アルティミスの今までの生涯で、ファンメイ以外でその言葉を言ってくれたのは唯一人だけ。
再び、アルティミスの心の中に何か温かいものがこみ上げた。
此処に来てから、ファンメイの口から何度か『かわいい』という単語は聞いているが、その度にアルティミスの心の中に何か温かいものがこみ上げる。
嬉しくて泣きたい気持ちになったが、ここで泣いてはまたファンメイを心配させてしまう。
故に、涙をこらえて、今度はアルティミスがファンメイの方を覗き込んだ。ファンメイが下から顔を出してくれたなら、今度はアルティミスの番だと思っての行動である。
「あ、出てきた出てきた。
もぉ、急に姿を隠すからびっくりしたじゃないのー」
「ご、ごめんなさい…。
ちょっと、思うことがあったから…あ、で、でももう大丈夫…あっ」
…刹那、ついうっかり前のめりになりすぎて、結果、バランスを崩したアルティミスの体がベッドの上から落ちた。
「きゃぁ――――っ!!」
「アルティミスちゃん、あぶなーいっ!!」
落下するアルティミスの体。それを受け止めようと身を乗り出すファンメイ。
無事か悲劇か、全てが一秒で決まる!!
―――がしっ。
間一髪、アルティミスの体はファンメイの腕の中に抱かれていた。
はたから見れば、お姫様だっこ以外の何者でもないこの光景だが、当人達はそんな事を気にする余裕などあるわけなかった。
それに、アルティミスからしてみれば、ファンメイの腕の中はとてもあったかくて気持ちが安らぐものであり、出来れば離れたくなんてないと一瞬だけ思ってしまったのである。もちろん、状況的に不謹慎に近いので、その言葉を口に出すような事はしないのだが。
「…こ、こわかっ…」
はー、はー、と小さく息を吐きながら、涙目になってしまうアルティミス。
ファンメイの腕の中に抱かれていても、怖いものは怖いのだ。
「ま、間に合ってよかったよ〜。もう、心配させないでね」
ふー、と安堵の息を吐くファンメイ。
それと同時に、右手の人差し指でアルティミスの涙をぬぐってくれた。
「はぅ」
ここに来て何度目かのその言葉だったが、ファンメイがその口癖を指摘する事は一度たりとも無かった。
「…さ、もう大丈夫かな?
あんまり大声出しちゃっても悪いから、もう寝よう」
「う、うん…」
アルティミスの体が、白い靴下を履いた足先から地面に下ろされる。
(うう、もっと、今みたいな暖かい場所に居たかったかも…)
腕の中に抱かれていた時のぬくもりが消えてしまったのはほんのちょっとだけ残念だったが、そうしていてはファンメイが眠りにつけない。
その為に、ここでは身を引いておく事にしたのだった。
アルティミスにとっては、普段から元気を振りまいているファンメイが、寝る前であっても元気が有り余っているのがちょっと羨ましく思えた。
基本的にアルティミスは布団に入ったら無言で即座に寝入るタイプだった為に、尚の事だっただろう。
が、ファンメイも流石に疲れていたのか、五分もしないうちにあっという間におとなしくなり、静かに寝息をたてて眠りの世界へと向かったようだ。
「…ふぁ、ファンメイさん…?寝ちゃったの?」
アルティミスの声に対する反応は全く無し。というより、今、この部屋においてアルティミス以外に動いている存在は居ない。
「…アルティミスも、寝るの」
暗くなった静かな部屋の中、アルティミスは布団をかぶって横になった。
脳内時計が『午後十時三分』を告げた。
(―――眠れない…)
アルティミスは寝付く事が出来ず、真っ暗な天井を見つめてぼうっとしていた。
脳内で思い出されるのは、先ほどのリチャードとファンメイとのやり取りだった。
「もう一つのベッドを入れるにはこの部屋は狭すぎる、が、だからといってずっとソファで眠らせるのも問題だろう。
だから、私は二段ベッドにしたほうがいいと判断して、ファンメイと相談したんだ」
リチャードが言うには、そういうことだったらしい。
「い、いつ?」
「夕べ、お前さんが風呂に入っているときだな。
結果的に内緒話のまま話が進んでしまったが、頼むからその辺はちょいと堪忍してくれると助かる」
とは言われても、アルティミスには別にリチャードを非難するつもりは無かった。
「そ、そうだったの…で、でも、そんな事で気を使ってくれなくても…」
「構わんよ。他ならぬヘイズの頼みだ。
それに、客人を粗末に扱うわけにもいかんからな」
とどのつまり、リチャード曰くこれはもう決定事項だったらしい。
「それじゃあ、わたしが下に寝るね!!」
「え!?」
加えて、横から発せられたファンメイの発言により
折角の二段ベッドなのに、来客である自分が上で寝るなんて事は出来ない。
そんな旨を伝えようとしたが、それより先にファンメイが口を開いていた。
「もう!いちいち遠慮しないの!
ほらほら、登って登って!!」
言うが否や、何の前置きもなしでファンメイに背中を押された。
「え?え?ええ?
ふぁ、ファンメイさん、待って〜」
わたわたと両手を振って、頭の中では何が何だか分からないまま戸惑いながらも、アルティミスは必死に足を動かして階段を駆け上る。
結果、奇跡的に階段から落ちることなく二段ベッドの上まで到着した。
勢いあまって前のめりにこけるような形になったが、その衝撃は全て布団が吸収してくれた。
「あ、やわらかい…」
ふかふかの布団に腰を下ろして、アルティミスは安堵の息を吐く。
「うわー、こっちもふかふかだね〜」
その直ぐ後に、未だに喜び顔のファンメイがふかふかの布団に腰掛けて、まるでトランポリンのように跳ねようとして、
――――ごん。
…ファンメイが頭を天井にぶつけた為に、とってもいい音がした。
「なんで天井にぶつかるのよ―――っ!!」
で、頭を押さえて恨めしく天井をにらみつけるファンメイ。
ちなみに、今ファンメイが座っている場所と天井とでは、おおよそ一メートル程度しか離れていない。
そんなところでトランポリンに乗るみたいにバウンドなんかやったら頭をぶつけるのは当然の理屈だと思うのだが、アルティミスにはそれを口にする勇気はなかった。
「それはいいけどさ…アルティミスちゃん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」
「う、うん、な…なに?」
「アルティミスちゃんがお風呂に入っている時『あらあら、結構育ってるのね』なんて言葉が聞こえてきたんだけど〜?」
じと〜、とした目つきになるファンメイ。
「はう!!」
刹那、アルティミスの顔がヘイズの髪の色の如く真っ赤になる。入浴中、アルティミスはお手伝いさんに流させてもらっていたのだ。それも、お手伝いさんの好意だったので、断るわけにもいかなかった。
しかもその言葉、昨日の入浴中にお手伝いさんに言われた言葉と、意味的には何一つ変わってない。
ちなみに他にも『幼い外見の割にはいい成長じゃな〜い』とか言われていたりするのだ。
その会話の原因は、明確―――洋服の下にちっとも隠しきれていない、女性特有のふくらみだ。
あんな会話を聞かれていたという事実が発覚し、羞恥心が心の中めいっぱいに広がる。
ファンメイやアルティミスくらいの歳の女の子であれば、そういう事が気になるのは当然のことだろう。
最も、アルティミスは別段そんな事は気にしてはいないのだが、ファンメイはそうではなかったらしい。
「別にいいじゃない。女の子どうしなんだからさ。
…で、どうすればそんなに成長するの!!
わたしだってもっとおっきくなりたいのに〜!!」
ものすごく真面目な顔で、ファンメイはアルティミスに詰め寄る。
なんていうか、必死だ。
「見た感じじゃ80くらいはあるよ〜!
ね〜!ど〜して〜!ど〜して〜!」
どうやらファンメイが胸の事を気にしているということが、その言葉で明らかになった。
で、アルティミスがふと視線をそらしてみると…ファンメイが胸にこだわるその理由が見事に明らかになった。最も、それを口に出すのは非常にはばかられたが。
「り、リチャードさん…」
たすけて、と言おうとしたが、時既に遅し。
リチャードは既に忽然と姿を消しており、後には何も残っていなかった。
「ね〜、だから、どうすればいいの〜?
わたしだってもっと女の子らしくなりたいんだからー!」
「そ、そんな事を言われても…あ、アルティミスにだって、わ、分からない」
どう説明していいのか分からず、アルティミスはただおろおろとするだけだった。
あの後『じゃ、じゃあ牛乳をもっと飲むのがいいと思う』という事で何とか場を取り繕うことに成功した。
ファンメイは最後まで本当の意味では納得していないような顔をしていたが、諦めがついたのか、これ以上アルティミスに詰め寄るのはよくないと判断したのか、『じゃあ…そうするの』と言って、早速冷蔵庫から牛乳(おそらく合成品)を取り出して飲んでいた。
(…この三日間だけで、あんな事も、こんな事もいっぱいあったの)
そこまで考えて、ぽつり、と、心の中だけで呟いた。
ここに来てからの生活は、アルティミスにとって何もかもが新鮮だった。
いきなり大声で怒鳴られたり、綺麗な服に着替えされられたり、一緒にご飯を食べていてその最中に注意されたり、歌を聴いたり…。
それら全てが予測の出来ない出来事。
今まで『そういった世界』に触れたことのないアルティミスにとっては、全てが新鮮だった。
(でも、今、アルティミス、とっても楽しい)
それは、本心からの言葉だった。
何もかもが、とても楽しくて、とても嬉しい。
ファンメイの口から『お揃い』という言葉を聞いた時に感じたのは―――嬉しい、という感情だった。
自分が誰かと同じものを手にすることなんて出来なかったアルティミスにとっては、初めての『お揃い』だった。
いや、それはお布団に限ったことではない。
食事にしろ、生活にしろ…アルティミスは、いわゆる普通の人間とは全く違う生活を送ってきた。否、送らざるを得なかった。
だからこそ、思う。
――もう、
ずっと、ずっとここに居たい。
(お願いだから、ここに居させて)
そう思うと、胸がちくんと痛む。
両手で胸を押さえて目を瞑ると、知らずのうちに、瞳の端から涙がこぼれた。
心の中をよぎるのは、暗くて冷たくて嫌な思い出。
暗くて、辛くて、悲しくて、一人ぼっちだった『今まで』。
全てを忘れる為にひと時の眠りにつく時だけが、あの時のアルティミスにとっての一番の幸せだった。
もうずっと目が覚めなければいいのに、と思っても、やはり朝が来れば目が覚めてしまうし、目を覚まさなければ―――。
(―――いやぁ!!)
そこまで考えようとした刹那、心の中だけで叫んだ。
きっと、思い出したくなんて無いという否定意識がそうさせたのだろう。
これからは過去の事なんて考える必要なんて無い。と、言っていた人物が居た。
お前は未来を夢見て生きろと、優しい声でそう告げてくれた。
後は我が何とかするから、と、自信に満ちた声でそう言っていた。
(…でも、アルティミス…)
ここに来てからの生活を思い出すと、その内の数割が『泣いていた』ことに気づいた。
出会いがしらから、着替えの後、お食事、歌、寝る前…その回数を考える気には、とてもなれなかった。
前のめりになって布団に顔を押し付ける。
(アルティミス…いつも、泣いてばかり…)
だが、それと同時に、この二日間の中で、アルティミス変わらねばならないと思った。
ここは既にシティ・ロンドンであり、アルティミスが嘗て居た『あそこ』とは違うのだ。
アルティミスが笑おうが俯こうが泣こうが何をしようが何も変わらない世界とは、あらゆる意味で違っている。
ここには温かみがある。
ここには優しさがある。
ここにはぬくもりがある。
ここには希望がある。
ここには未来がある。
―――すべからく『あそこ』では入らなかったものだ。
…そして、ファンメイは優しすぎる。
アルティミスが涙を流すたびに、いつも謝ってくれる。
その気持ちはとっても嬉しいけど、同時に、何かしらの罪悪感を感じるのも確かだ。
だから、泣いてばかりじゃいられない。
少しだけでもいいから、泣かないように努力しないといけない。
例え直ぐには無理だとしても、少しずつでもいいから、と。
『あそこ』であれだけの優しい言葉をかけてくれたのは、あの人だけだった。
アルティミスよりもかなり身長が高く、普段は何者をも寄せ付けないような雰囲気を漂わせているけど、アルティミスの前では、優しい笑顔を見せてくれる人。
そして、アルティミスは自分でも気づかない内に、一つの言葉を、一人の人間の名前を口にしていた。
―――ルーウェンとは、ある時期を境に、泣いてばかりだったアルティミスの近くにいつも居てくれた、一人の青年の事だ。
生まれて初めて、アルティミスを『外』に連れ出してくれた張本人。
そして今、アルティミスがここに居る理由は、ほぼ全てがルーウェンの行動による結果である。
ルーウェンはシティ・マサチューセッツ内部でとても重要な立場にあるにも拘らず、分の悪い賭けともいうべき選択肢を平然と選んだ。
『例え分が悪くとも、出なくてはならない勝負がある』―――それが、彼の口癖だった。
そして、アルティミスはそんな彼に惹かれていた。
ルーウェンは確かにかっこいい人だと思う。だけど、何より大事なのは見た目云々の問題ではなかった。
彼の、その真摯な行動に惹かれていたのだ。
あの時ルーウェンが見せてくれた笑顔を思い出すと、アルティミスの心臓が高鳴って、頬が紅潮して、うまく言葉が出せなくなって…。
生まれて初めて感じたこの感覚は――――。
「はぅ!」
刹那、お隣から突然聞こえたその声によって、アルティミスの考えが中断された。
反射的にびくっと体をすくませて、声のしたほうを見やる。
その先では、紫色の髪の少女が眠たげに目をこすりながら、むっくりと起き上がっていた。
しかも、今の「はぅ!」という声が、しっかりと聞こえていたようで、ファンメイが下のベッドから顔をのぞかせた。
「あれ?アルティミスちゃん、眠れないの?」
ふわぁぁ、と小さなあくびを漏らすファンメイ。
「…う、うん…え、ええと、ま、枕が違うから…」
まさか今までとある青年の事を考えていたなんて馬鹿正直に言うわけにもいかず、違う理由でごまかすしかなかった。
「あー、分かる分かる。
わたしも初めてここにきたときはそうだったんだー。
あ、じゃあちょっと、お手洗いに行ってくるね」
「う、うん、行ってらっしゃい」
部屋の電気をつけてお手洗いのほうへと向かうファンメイの背中を、アルティミスは手を振って見送った。
そのまま横になると、何故か、急激な眠気がアルティミスに襲い掛かってきた。あくまでも予測の域を出ないけれど、きっと、ファンメイのお陰で緊張がほぐれたのかもしれない。
心拍数は通常通りに落ち着いてきた。きっと、今なら寝れる。
だけど、その前に、一言だけ言っておきたい事があった。
それを、心の中だけで告げる。
(ルーウェンさん…アルティミス、ここに来てから、うれしい事がありました。
だから、ルーウェンさんも頑張って…ね)
告げ終わると、眠気がいっそう強くなった。
ファンメイがトイレから戻ってきたときには、アルティミスはすやすやと小さな寝息をたてていた。
―――コメント―――
どうもこんにちは、作者です。
『少女達は明日へと歩む』の五話目をお送りいたしました。
個人的には、泣き虫な子が嫌いって訳ではないです。
ですが、わがままを通す為に泣き喚くってのは嫌いです。
尚、ファンメイの胸に関しては、七祈さんの定説『れっつないすばで☆』があるんじゃないかというツッコミを持つであろう人もいらっしゃるでしょうが…。
まあ、この物語のファンメイはそれに気がついていない…ということで。
さてさて、この物語のもう一人のオリキャラ・ルーウェンの名前が明らかになりました。
ただし、これ以上のオリジナルキャラクターは登場させませんのであしからず。
本家キャラ+アルティミスではカバーしきれない部分をカバーさせる為の、いわば『全てを語る者』が欲しかったんです。
それでは、また次回まで。
画龍点せー異