■■希望の空様■■

試作品の悪魔使い(零章と一章)


※注
この小説を書いた作者は、とても下手です。すぐにあきないと、いう自身のある人だけ読んでください。
中学生が書いたような(書きました)小説ですので、それを知ってのうえ読まれてください

第零章 試作品の悪魔使い  〜短い時間〜

僕は、その人が研究する『悪魔使い』の試作品として生まれた。
僕には、兄がいた。何らかのミスによって二人作られてしまったのだろう。
だが兄は体が弱くなって生まれてくることに気づいた。
そのため、生まれてくることはできなかった。
僕に『I−ブレイン』を受け継がせて・・・

僕は、『自分』を生まれて初めて認識したときには、僕の体は、三歳だった。
その後すぐに、僕を作ってくれた人は、「今、出してあげよう」と、言って僕を培養槽から出してくれた。
「君の能力を調べさせてもらうよ」
僕を作ってくれた「天樹健三」は、そういって僕の「I-ブレイン」の検査をしたりした。
「うん。ちょっと、『騎士』と『光使い』に傾いているな・・・。だから、『人形使い』と『炎使い』能力が少し弱いみたいだな。」
そして、もうひとつの培養槽の操作卓で操作をした。
「『騎士』ってなんですか?」
「そのうちわかるよ」そういった後こうも言った。
「君には、兄がいたんだけど、作っているときに、なぜか二人生まれそうになってしまって、しかも、兄のほうは、体が弱いことに気づいて、君に「I-ブレイン」だけ、私が受け継がせた。君の兄が左脳で君が右脳だったからちょうどよかった。」
僕は、はじめよくわからなかった。だがそのうち、納得した。
「じゃあ、僕のお兄さんは、死んでしまったんですね」
「死んだというか、何らかのミスで二人作られるようになってしまった。そのため、体が弱くできてこの環境では生きられないため、私が君に「I-ブレイン」をなんとかしてうけつがせて生まれてこないように設定した。なんでミスがおきたのだろう」
そのため、僕はとても珍しく二つ「I-ブレイン」をもっている。
「じゃあ、あなたは僕のお父さんなんですね」
「そうだ。君の名前をつけてやらんとな。そうだな・・・『天樹龍』でどうだ?」
「うん。」
「龍、君は、私の手伝いをしなさい。私は、このミスについて調べてみる」
「うん。」
こうして僕は、「天樹健三」いわゆるお父さんの手伝いをすることになった。

その手伝いは、半年とちょっとぐらいで終わった。
いきなり、お父さんが、状態を悪くしたのです。
肺炎でした。
「龍、君はここから出なさい。」
お父さんの声は弱々しかった。
「嫌ですよ!お父さんを放っておけない。それに僕の弟も、もう完成するんでしょ?」
僕は、そういって説得をした。
「だめだ。ここはそのうちシティが見つけてしまうだろう。だからお前は、これをもって出なさい。しかも、君の弟は大丈夫だよ。能力は結構強いからな」
お父さんが出したのはナイフだった。
「だったら、僕だって大丈夫だよ。」
「君が捕まったら、サンプルに使われてしまう。」
「僕の弟だってそうじゃないの?」
「何とかなるから、龍だけでも行きなさい」
僕は、もうどれほど説得してもだめなんだろうと思った。
「わかったよ。」
「それじゃあ。これをもって近くの小さな町で身をひそめていなさい。I-ブレインの使い方は教えたよな?」
「うん。」
「それじゃあ、いきなさい」
そして、僕はそのナイフを持って研究施設から出た。
外は冬の世界だった。お父さんから聞いているとはいえこんなにもひどいとは思わなかった。
龍は、お父さんに言われたようにI-ブレインの『マクスウェル』を起動した。
「でも、どこへ行けばいいのだろう?」
龍は外に出てからやっと気づいた。
―どっちに町があるの?
周りを見てもまったく見えない。
「とりあえず、東に行くか・・・」
(並立処理を開始。運動系数制御デーモン「ラグランジュ」発動)
(並立処理を開始。分子運動制御デーモン「マクスウェル」展開)
―このナイフ騎士剣の能力が少しついてるのかな?
龍は普通に起動させても運動係数を10、知覚係数を20までしかできないが、このナイフを使うと、運動係数を20倍、知覚係数を30倍まで加速できる。
「お父さん、さようなら・・・。」
龍は走り出した。
弟に会いたいな。

++++++

5時間ぐらい経ってやっと見えてきた。
「やっとだ・・・」
年齢3歳(まだ0歳)の龍にはもう限界であった。I-ブレインも限界だったし、肉体も、もう限界だった。
だが、龍はその町の1キロ前で倒れてしまった。
その後は、龍は覚えていない気がついてみるとベットの上で寝ていた。僕はクルス・ウィルターという人に助けられたのである。

++++++


一章 〜赤い船と試作品の悪魔〜 
そこで僕は目が覚めた。
「また同じ夢みたい・・・」
声変わりをしていない、聞きようによっては、女の子と間違えられてしまうほど高い声がした。
「おはよう、龍」
扉の向こうから、龍よりは低いが、それでも結構高い声がした。
「おはよう、師匠」
天樹龍はは、少し驚きながら返事をした。
「起きるの早いですね。」
「龍、ボクは早く起きたわけじゃないよ。」
笑いながら、金髪で緑色の大きな目をもつ、男の人が入ってきた。その人は、龍の目の前まで来て指後ろを指した。
「時計で時間を確認してみればわかるよ」
龍は、いやな予感をしながら後ろに振り返った。
9時30分
「朝ごはん、まだかな〜」
笑いながら師匠は言った。
「そんなに、食べたいのなら早く起こしてくれればいいのに。」
龍は、不満そうに言った。
「だって、龍の寝顔結構かわいいよ。」
「これで、九回目かな。このセリフ聞いたの」
「だったら、龍の『早く起こしてくれればいいのに〜』も、九回目だよ」
「僕そんな声してないよ。ついでに言うと、そんなしゃべり方しない」
龍はあきれながら、洗面所に向かった。

鏡で今日の顔をチェックする。
黒髪で黒とちょっと青が混ざっている大きな目、日系人。
顔を洗って、台所へ向かった。
「さて、今日は何にするかな?」
冷蔵庫を覗くと、野菜に卵しかない。
―まぁいいか。あとで買ってこよう
龍は、卵焼きと野菜とご飯を出した。
そうしたら、師匠、本名はクルス・ウィルターは、喜んで食べ始めた。
師匠は料理をしない。普通に考えると、師匠と弟子みたいな関係で、料理をしないと想像するでしょう。しかし違う。昔は料理をしていたが、とんでもなく、まずい。
「甘いカレーとかも、いいでしょう」
本人はそういっておいしそうに食べるけど、村の人たちにも食べさせたらみんな、倒れた。
その出来事から僕が作っている
僕も机に座って食べはじめた。
「龍、今日も同じ夢見たの?」
「よくわかるね。」
「このごろそれのせいで朝ごはん遅いからね」「だから、起こしてくれればいいんだよ」だが、クルスは、龍のせりふを全然聞いていなかった「九回も連続で同じ夢か・・・何かあるかもしれない。」
クルスは食べ終わって何かを考え始めた。
「このごろ、いろんな出来事も起きているし」
「神戸シティが消滅したんだよね。」
「そういえば、龍には話してなかったけど、情報によると、そこで活躍したの『天樹錬』『フィア』『黒沢祐一』なんだって
「え?」
一瞬わけがわからなくなった。
黒沢祐一は知っている、大戦の英雄で、おそらく最強の騎士だろう。その次のフィアは、知らない。だが龍が一番びっくりしたのは一番最初の名前だ。


『天樹錬』

自分と同じ名字だ。夢でも見た、あの子かもしれない
「なんでそれを早く言ってくれなかったの」
龍は大きな声で叫んだ。
「龍もう知ってるかと思ったし」
「僕、ニュース嫌いなこと知ってるでしょ」
「ニュースとは違うと思うけど・・・。」
クルスは、少し笑った。だがすぐに、龍が荷物をまとめているのを見た。
「ちょっと待って、龍どこに行くの?」
「シティ神戸跡地」
「いや、もう遅いと思うよ」
「近くの町にいるかもしれない」
「だったら、ボクも・・・」
そのとき何か大きな音がした。
「この音は機動艦の音」
クルスが即答した。
やっぱり機械とかには詳しいな
龍がそんなことを考えていたときには、クリス外に出て行った。
龍も急いで後についていった。
真紅の船が町の中央に着陸していた。
龍とクルスがが町の中央についたとたんに、側面のドアから一人の男が飛び降りてきた。
身長はおよそ170センチ、印象は西洋風。年は20前後だろう。服装は黒いつなぎの上下に同じく黒いアーミーブーツ。その上から船の外装と同じ暗い赤色のジャケットをまとっている。鋭い眼は色素の故意血色の赤で、左目が薄茶色。
でも、一番すごいのは頭だろう。
収まりの悪いくせっ毛を染めたんじゃないかと思うくらい見事に真っ赤で、前髪のひと房だけ濃い青色に染めているのでその色がいっそう鮮やかに見える。
「あー」
男が口を開いた
「一応投降しておく」


++++++
数時間前ヘイズは
『ヘイズまさか、マサチューセッツまでそのまま直行するつもりじゃないですよね?』
「そのつもりでいた・・・」
『今は、賞金首なんだし第一マサチューセッツは、最近・・・』
「知ってるから、それ以上いうな。」
たぶんハリーが言いたかったことは、ウィザーズ・ブレイン・ファクトリーの事件だろう。
「だがオレたちは、賞金首だ。さっきお前が言っただろ。」
―捕まってしまったらおしまいだろう。
『だけどヘイズよくないお知らせがあります・・・』
「なんだ?」
『演算機関に異常が・・・』
「まじか?ったく、このごろ面倒なことばかりだ」
『ヘイズはそれを覚悟していたのでは?』
―それもそうだ。
「とりあえず、着陸だ。まさか、いきなり下が村とかはないだろう」
HunterPigonを降下させた。
『どうやらヘイズの予感が当たったようです。』
「まじか?」
『船外カメラに映します』
「なんで、こう災難が続くんだ」
―っましかたないか
着陸してヘイズはドアから出た。
「一応投降しておく」


++++++

なんかこういう事態、前にもあったような
目の前のテーブルにお茶が出ている。そして、洋菓子が出ている。
そして、手錠などで、捕まっていないし、ノイズメーカーもついていない。
―オレは客か?

数分前・・・
村の人にヘイズは囲まれていた。
クルスが質問をした。
「なぜ、この村に来たのですか」
「特に理由はねぇ。オレの船の演算機関に異常が発生したから直すために降りただけだ。」
「師匠、このひと悪い人じゃなさそうだし、いいんじゃないんですか?」
「龍、考えが甘いよ。悪い人じゃなさそうな人が意外に悪いときだってあるんだから。」
―そのとおりだ。ヘイズはこんな状況なのに内心うなずいた。それにしてもこいつ、なんか誰かに似てるな。
「でも、師匠そうしたらこの人どうなるの?」
ヘイズもその点は、とても気になった。
「まぁ、いいか龍の言うとおり悪い人じゃないかもしれないし、家で様子見るか。皆さんもそれでいいですか?」村の人は少し反論の人もいたけど、ほとんどの人がうなずいた。
「まじか?」
ヘイズは思わずそう聞いてしまった。
「そうなりますね。何か不満でも?」
クルスは首をかしげた。
「いや、なんでもねぇ」
こういう状況だった。

あの島はなんとなくわかるけど、この村やっけに警戒心が薄くねぇか?
「ところで、あなたの名前は?」
「ヴァミリオン・CD・ヘイズだ」
いきなり、聞かれてびっくりしたが普通に答えた
「やっぱりそうですか。雲上航行艦のHuter Pigeon操る。」
「そうだ。」
「じゃあヘイズさんと呼ばせていただきます」
「勝手にしろ」
「師匠ばっかりしゃべって・・・・」
龍がつぶやいた。
「とりあえず、演算機関の修理を手伝います。」
「いや、オレ一人でも大丈夫だ。」
―なんか余分なことをされたら危険だろうからなぁ
「Hunter Pigeonの中を見たいし、ボクだって役に立ちますよ」
クルスはそういって笑顔を見せた。
「勝手にしろ」
―もうどうにでもなれ
「師匠、僕、シティ神戸跡地に行きたいんですけど・・・」
龍が不満そうに言った。
「もう少し後でも大丈夫だよ。きっと」
「『きっと』じゃだめだよ。まったく師匠は・・・」
龍はあきれていった。
「あんな場所に何の用があるんだ」
確かあそこには、もう何もないはずだが
ヘイズは内心首をかしげた。
「『天樹錬』って子に会いたいんです。」
ヘイズは目を見開いた。
「そういえばボク達の自己紹介がまだだったね。ボクの名前がクルス・ウィルター。こっちが天樹龍」
「だから、『天樹錬』は僕の弟かもしれないのです。」
なるほど、今気がついたこいつは、あの悪魔使い『天樹錬』に似ている。
「だから、僕はシティ神戸・・・」
「今あいつはそこにはいねぇ」
「え?」
龍が頼りない声を出した。
「いま、あいつはシティロンドンにいる。つい最近会ったからな」
「じゃあ、いまから・・・」
「まぁ、落ち着け。オレの演算機関が直ったらお前を連れて行く」
龍は目を見開いた。
「本当?」
ヘイズはうなずいた。
「やった。ほら師匠この人いい人でじゃないですか。」
「はい、はい。わかったよ。本当にいいんですか?」
「大丈夫だ。」
「じゃあ、龍行ってくるね。龍は行っても役に立たないから連れて行かないよ」
「わかったよ」
龍は少しふくれた。
ヘイズとクリスはHunterPigeonのほうにいって、龍は飛び跳ねていた

次の日
「師匠、ヘイズさん直ったんですか?」
「たぶんこれで、大丈夫だと思う。それにしても中すごいね。」
ドアから二人が出てきた。
「二人ともとても疲れているような顔してるよ」
「疲れたんだよ・・・」
二人は徹夜で作業をしたのである。
「さて、ハリー調子はどうだ?」
『大丈夫みたいですね』
「何この顔?」
『失礼な』
ハリーは不機嫌な顔を作った。
「ごめん・・・」
「これ、見たときボクも少しびっくりした。」
『まったく、このごろの人』
ハリーはとても不機嫌そうな顔をした
「ほんとにごめん」
龍は頭を下げた。
『わかればいいんですよ』
ハリーの表情笑っている顔になった。
ヘイズは少し苦笑した。
「今からいくぞ。荷物まとめたか」
「うん。と、いってもあんまりないけど。」
「じゃあ、いくぞ早く乗れ」
ヘイズ、クリス、龍はHunter Pigeonに乗った
「行き先はシティロンドン、離陸するぞ。」
「あ!」
「どうした」
「みんなに挨拶するの忘れた・・・」
「そんなのいいだろ」
ヘイズは少しあきれながら言った。
そうして、Hunter Pigeonはシティロンドンに向かった



<作者様コメント>
『天樹健三が試作品を必要としたのか?』とか『I-ブレインを受け継がせることができるのか?』とか
『天樹健三がそんな失敗するのか?第一そんなのがあるのか?』とか思わないでください。おねがいします。
生まれていない状態から受け継がせた設定になっていますが、できるのでしょうか?
まぁ、カイがファンメイにプロテクトの解除ができるのだし、
同じ培養槽のまだ、生まれていない人から、I-ブレインを受け継がせることは、できるんじゃないかな?
あと、この時代の料理は本から読みにくいので想像ですまぁ中学生が作るものなんてこんなもんですよ・・・。
できるだけ、他の人のを読んだほうがいいですよ。僕の意味わかんないし、言葉の使い方下手だし・・・。
もっとこうしたほうがいいとか、このキャラクター言葉おかしいとかは、
BBSに書き込むか、メールで送ってください
メールアドレスは、amagirenn2004@yahoo.co.jpまで

<作者様サイト>
サイトというか、日記?
http://renn-heizu.jugem.jp/です
絵の、のせ方とか全然わかんない

◆とじる◆