「くずれるせかい」





















「――遅ぇッ!」
怒声を引き連れて大量の弾丸が乱舞する。
一つ一つが”必殺”の名に恥じぬ速度を与えられし殺意の弾丸が。
螺旋、直線、円弧、と様々な軌道を描くそれらは、百分の一秒単位の差をつけて対象へと襲い掛かった。
並の人間ならば、たちまちミンチとなる攻撃だ。
だが、迎え撃つ彼らは常人ではない。
真紅の騎士剣が、銀の双剣が残像すら見えぬ速度でそれらを片っ端から叩き落してゆく。
その隙に黒髪の少年、天樹錬がサバイバルナイフを構えて敵の元へと体を投げた。
体ごとぶつかってゆくような刺突。
しかしそれはウィズダムが半身に体をずらしたことによって空を切る。
無防備となった錬の背中にウィズダムは渾身の一撃を叩き込もうとするが、飛来した閃光によって拳はひかれた。
そしてその背後に『自己領域』を解除した祐一が現出し、紅蓮をかち落とした。
瞬間、世界が変質する。



――『揺蕩う世界』ウェイバー・フロゥ――



運動係数制御の世界・『揺蕩う世界』の万有制御により紅蓮にかかる運動力が消え去り、力が失われた。
そして刹那の間をおかずにウィズダムの一撃が放たれる。
動きは直線、速度は神速。
揺らぐことなき直線を描く掌底の一撃だ。
狙い過たず祐一の顎へと殺到する。
が、それは残心を振り切ったことによる体重移動で躱された。
ウィズダムの口が三日月に歪む。
楽しくて楽しくて仕方が無いように、と。
「――離れてくださいッ!」
唐突に響き渡る高声、音源は天使の翼持つ少女だ。
『同調能力』によってこの世界を基準としたリンクを確立、流石に光の翼までは顕現できないが、
それでもこの『揺蕩う世界』の定義を掌握しての一撃、分子大の弾丸――『業』――が放たれる。
それを目にした――実際は目視不可能のため感知した――ウィズダムの表情は驚きと高揚だ。
「ははっ、――いい感じじゃねぇかッ!!」
楽しい、楽しい、楽しいねぇ。
言葉には出ぬものの、表情が雄弁と語る。
この戦いは心地よいものだ、と。
抱きしめる代わりに剣戟を交わす。
言葉の代わりに刃に意思を。
高まれ、高まれ。どこまれも、どこまでも。
「これだ!これこそ俺の求めていたモンだ!拳に決意を剣に戦意を、そして心に弛まぬ覚悟を!戦の果てに見えるが真理の地平ぞ!
――聞こえているか!観ているか『賢人会議』!これこそが、俺自身の『生き様』だッ!!」
彼の口より吐き出されるは神聖なる世界への祝詞。
唯の一つに世界を担う意思を込めた言葉の最終単位。
思い通りに、思うままに、思いっきり、叫べ!
フィアの放った『業』をいとも簡単に運動制御で吹き散らし、ウィズダムは叫ぶ。
これこそが自分の証であるように。
これこそが自らの『営み』であるように、と。



「――『轟く世界』リザント・グローヴッ!」



六十五の刹那の一の間に世界が殻を脱ぎ捨てる。
雛鳥が孵るような、との形容でもすればいいのか、産声代わりに情報制御を上げて『世界』が切り替わった。
返す刀で放たれるのは空間すら軋ませる重力の津波。
巻き込まれればスパゲッティ現象すら引き起こされそうな威力のものだが、
「っおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
真正面から『紅蓮』が切り裂いた!
形の見えぬ、物理的な定義ですら不明瞭な重力を、唯一閃、吹き散らす。
「さっすが・・・・・・!」
敵ですら感嘆の意を漏らすこの無双なる実力。
まさに『最強騎士』の字にふさわしい。
そして入れ替わるように踊り出たのは、ディー。
並列処理により『自己領域』と『身体能力制御』を並列起動し、最早迷いなど捨て去った双剣を打ち下ろす。
相乗効果によりその剣速は光速の99,9%になる。
はずだった。
渾身の勢いで放たれたディーの攻撃は、しかしその威を果たすことはできず、
バックステップによって軽々と身をかわしたウィズダムの右脇腹を軽く薙ぐ程度に収まった。
『自己領域』と『身体能力制御』を並立起動し、限りなく光速に近い時間軸にいる、ディーと同じ動き。
否、これは、強制的にディーが通常の時間軸に戻されたのだ。
「この『世界』、は・・・・・・!」
「解ったか!?んなら身を削げや、――『時よ凍れ』っ!!」
きぃん、と何かが世界へと広がってゆく。



――『凍れる世界』フローズン・ハート――



『自己領域』の”時間単位改変”を強制的に相手に付加させる強大無比なこの能力。
並列起動によって光速の99%まで加速したディーでさえようやくウィズダムと同等の速度で動けるほどの負荷。
恒常的な発動はおおよそ光速の70%程度だと推測されるが、瞬間的に干渉できる値はほぼ光速に等しい。
そして、この狂人にはその一瞬だけで十分だ。
ディーと自分の時間軸が並んだ刹那。
ウィズダムは轟音と共に地を蹴り、前へと跳んだ。
二つの剣閃をかいくぐり、無防備な胸元へ打震を一撃。
か、とディーが喀血する。
同時に『凍れる世界』が落ち着きを取り戻し、二人の時間軸が離れた。
だがディーが我に返った時、既にウィズダムは体勢を整えなおしている。
速度に関しては随一を誇るディーですら弄ばれるこの世界。
錬はおろか、祐一でさえ打ち破るのは難しい。
と、
「む?」
今まで動きを見せていなかった錬が動いた。
動きはウィズダムを中心として大きく大きく迂回する軌道。
途中途中で手を振り払い、疾走は五秒を経て円となる。
「・・・・・・何だ?」
ウィズダムが眉をひそめた。
「・・・・・・罠、ってことかい?天樹錬。」
「・・・・・・」
錬は答えない。
答える代わりに差し出されるのは両手の動きだ。
翳される手の動きと共に「分子運動制御」が発動。
炎の波が、ウィズダムを飲み込まんと咆哮する。
しかしそれは彼の体を捉えること適わず、その数m前で不気味に動きを止めた。
その隙にウィズダムは移動し、身を躱す。
そして一拍遅れてもとの速度を取り戻した炎が脇を通り過ぎてゆく。
「あんだ?何のつもりだこれは。」
「答える必要、無いッ!」
叫ぶと同時にサバイバルナイフを”投擲”
「あァ?」
唯一の武器を投げ捨てたことにウィズダムの眉が寄った。
「いくらやったって無駄だぜ?この『凍れる世界』にゃ死角はねぇ。」
まるで見えない糸に絡めとられたように、ナイフが宙に止まる。
ふふん、と得意げに鼻を鳴らすウィズダムだが、
「っお!?」
背後に躍り出た祐一の”銀光”を慌てて転がって躱す。
「〜っ、危ねー危ねー。唯のハッタリかよ。」
と、安堵の息を――
「――そう思う!?」
後ろからの声が吹き飛ばした。
「――ンだと!?」
振り向いたウィズダムは驚愕に目を見開く。
声の持ち主は、黒髪の少年――天樹錬。
コイツは、もう『自己領域』は使えないハズじゃねぇのか!?
そう、最早錬には『自己領域』を発動させることはできないはずだ。
サバイバルナイフの結晶体は不安定で、おまけにそれは先ほど投擲した。
ならば・・・・・・?
疑問を問うても現実は変わらない。
今、天樹錬はウィズダムの時間単位改変空間・『凍れる世界』内、光速の70%近い制約を受けて尚普通に動いている。
「――!」
目に入った。
錬が後ろでに抱え、今まさに地擦り八双から振り上げようとしているものは、

「――紅蓮・・だと・・!?」

柄に象眼された宝石、そして何より、薄紅の刀身。
まさしくそれは『紅蓮』以外の何者でもなかった。
ってことは、さっき黒沢が持ってたのは・・・・・・!?
ナノセコンド以下の思考で記憶を呼び戻す。
そう、確か先ほどの祐一の斬撃の残像は赤ではなく、
銀――――!
「・・・・・・デュアルの片方か!」
気づいたときには全てが遅い。
この体勢では錬の斬撃を躱す事など到底不可能。
それならば・・・・・・
「――『凍れる世界』ッ!!」
I−ブレインが限界まで演算能力を搾り出す。
一瞬の判断でウィズダムは『凍れる世界』の射程半径を縮小。
そしてそれに反比例させて内部の演算密度をアップさせる。
続くのはさらなる時の凍結だ。
『紅蓮』を使用しての錬の『自己領域』の最大改変速度、光速の70%を追い抜き、『凍れる世界』はその威を果たす。
ぎ、と硬直すような刹那、錬の動きがスローモーションと化した。
刃はウィズダムの肩口、その数センチ前で停止している。
「惜しかったなァ、よくがんばった。」
決着だ、と思う。
自分はもう十分に楽しんだ。
こいつらのおかげで『生き様』を賢人会議の阿呆どもに見せ付けることもできた。
さぁ、幕といこう。
お前らを倒して俺は完成する。
「楽しかったぜ、先ずはお前だ『悪魔使い』、――斬り果たせッ!!」
腰に隠していた肉厚のナイフを抜き放ち、心の臓へと突き出す。
天樹錬は自分が何故死んだかすら気づかずに終わる。
・・・・・・あばよ・・・・・・っ!
渾身の力を込めてウィズダムはナイフを突き出し――――


――錬と目が合った・・・・・


「!?」
馬鹿な!?今のコイツは光速度の20%の”差”がついているハズ――
そこでウィズダムははじめて気づいた。
錬の動きが、元の速度を取り戻していることに。
そして、錬の後ろに、いつの間にか一つの人影が現れていたことに。
風になびく銀髪に、細身の騎士剣。
そして、光速度の99%に追いつける『自己領域』。
「デュアル・・・・・・!!」
そういうことか・・・っ!
I−ブレインが警鐘を鳴らす。
ディーが自分の『自己領域』で錬を包み込んだのだ。
無論、まがい物の錬の力とは違い、彼の能力は絶対の『騎士』。I−ブレインを限界使用すれば光速度の99%まで到達できる。
そして、その空間に錬を取り込めば、また錬もこの『世界』の速度についてこれる道理だ。
不覚・・・・・・ッ!!
だがまだ勢いは死んでいない。
このタイミングならば『紅蓮』は自分の左腕を切り落とすが、こちらのナイフはそのまま己を果たす。
一矢報いるってわけじゃぁねぇが、ケジメくらいは、つけさせてもらう・・・・・・!
『紅蓮』が振るわれる。
ウィズダムは少しでも損傷を減らそうと体を傾け、衝撃に備える。
・・・が、
そこでまた彼の目は信じがたい光景を捉えた。
『紅蓮』が、自分の顔の横を通り過ぎてゆく。
錬は『紅蓮』でウィズダムを斬っていない、”投擲”したのだ。
なんだと!?
タイミングと覚悟を外された。
しかし、『紅蓮』を投げた、ということは・・・・・・
「受け取り手が・・・・・・!?」
自分の背後、その位置にいるのは誰であったか。
「黒沢・・・・・・っ!」
「――もう、遅い。」
投擲された『紅蓮』が主の下へと帰り着く。
錬の行動も、ディーの動きも、全てはこのための布石。
そして錬の斬撃を警戒し、体を開いていたウィズダムは、いまや祐一の目の前で無防備な前面をさらしている。
この体勢では躱すこともできず、また前の錬をしとめることすらできない。
「・・・・・・・・・・・・やられた。」
これで終わり、か、・・・全くやれやれだ。
フラッシュバックする今までの情景。
あぁ・・・・・・
「楽しかった、ぜ。」
その言葉と同時に、ウィズダムのナイフは錬を貫き、また同時に、祐一の渾身の斬撃がウィズダムの意識を無慈悲に刈り取った。
















         *
















『世界』が崩れるのは、風船に針を刺して割ったみたいだ、と錬は思う。
今まで見ていたものが刹那に弾け、残るは虚空のみ。
視界の端で、祐一が剣を振り切る。
視界の端で、ナイフが自分の右胸に食い込んでゆく。

――そして、臨界。

ぱぁん、と間抜けな音が響くと共に『世界』は崩壊した。
同時に、自分を貫く刃の力も消える。
「楽しかった、ぜ。」
言葉の語尾を末期とし、ウィズダムが崩れ落ちた。
それを確認し、無言で錬は右胸に刺さったナイフを引き抜き、か、と喀血して同じく膝を折った。
地面が急激に迫ってゆき、
「大丈夫か?」
力強い腕に抱きとめられた。
「なん、とか・・・・・・ね。」
答える自分の声に力が無いのを自分で驚きながら、錬は祐一に答えを返した。
実際、『世界』が崩れるのが一瞬でも遅かったならば、錬の右肺は潰されていただろう。
「無茶を重ねすぎるのはあの時から変わっていない、か。」
「何を、いまさら・・・・・・」
へへ、と意地悪い笑みを返し、
「錬さん!」
駆け寄ってきたフィアにもたれかかり、錬は大きく吐息をついた。
「終わり、ましたね。」
傷の酷い右肩を押さえ、ディーが歩み寄る。
その問いに答えを返すのは祐一だ。
「どうだかな。」
「え?」
「何も終わっていないし、そして始まっていない。俺にはそう感じるよ。」
空を見上げる。
「そうかも、・・・・・・しれませんね。」
皆、つられて天を仰いだ。
地上からは見ること適わぬ、本物の、本当に本物の空。
遮光性の気体が世界中を覆っているため”雲”はない。
そのため、頭上に広がるのは青一色。
どこまでも、どこまでも広がる蒼穹。
じっと見つめると、目が痛くなるような青さだ。
「っ・・ぁ・・・・・・・きれい、だろう・・・・・・?」
「・・・・・・!」
致命傷を与えられ、最早指一本動かすこと適わぬウィズダムが、辞世の句よろしくつぶやいた。
「そうだな。」
だから祐一は答える。
これが最後の餞であるように。
「なぁ。」
「何だ。」
「この空、・・・・・・地上から、また、見れると思うか?」
「・・・・・・・・・」
沈黙。
祐一は目を伏せ、
「さぁな。」
「・・・・・・そうか。」
祐一の答えになっていない返答に、ウィズダムはしかし満足げに深く頷いた。


振動


「!?」
「何だ!?」
足元から突き上げるような振動がいきなり襲い掛かってきた。
地震、ではない。第一ここは空中都市だ。地震はおろか、台風でも揺らぐことはない。
「・・・・・・はじまったか。」
唯一人、ウィズダムだけが揺れに身を任せたまま独語する。
「何?」
「最後の、・・・・・・仕上げだよ。」
最早目も見えていないのだろう。
焦点のあっていない瞳で、それでも空を見据え、ウィズダムは言葉を残す。
「”賢人会議”のプロテクトさ。・・・ここの、管理者である俺が、倒され・・・たなら、ば、機密保持のために発動する・・・・・・プログラム。」
「!」
機密保持。
・・・それは、相手に情報を渡さないことならば、どんな方法も厭わぬ定義。
そして、多くの方法とは、――破壊による。
「まさか、”ここ”を破壊するのか!?」
緊迫した真昼の声。
「そんな感じだ。・・・・・・ただ」
ぴしり、と地面に亀裂が走る。
「確実な破壊を期す為に」
ばがん、とところどころに破口が生まれ始める。
「ここの、空中都市・『ワイズ』のマザーコア、を・・・・・・」
永劫にも思える一息。






「――暴走させる






「――――!」
世界が凍りついた。
祐一が、ディーが、セラが、月夜と真昼が、皆、絶句している。
「そして、そのマザーコアの核とは当然・・・・・・」
地面が、崩れた。
「っ!?」
「・・・・・・俺、だ。」
断層の下に、金属的な光沢がある。
「これは・・・!」
「丁度この下が中枢部なんで、な。」
びしり、と亀裂が大地を這ってゆく。
その先は、――ウィズダム。
このままでは、あの亀裂が彼をマザーコアの元へと運ぶ。
コアが内マザーコアならばそのうち構造を維持できなくなって自壊する。
だが、もしもシティ・神戸の七瀬雪の如くコアが存在した場合は・・・・・・
「く・・・っ、ヤツをマザーに取り込ませるな!」
だが、皆のI-ブレインはここまでの連戦の疲労で既に停止寸前だ。
速度に長を持つ祐一・ディーですら、先ほどの『絶対同調』のツケにより『自己領域』の起動すら危うい。
地割れが、まるで意思を持つようにウィズダムへと這ってゆく。
縦横無尽に走る地割れが、ウィズダムをマザーの下へ運ばせようとしているように。
「なんで・・・っ!?」
フィアが悲鳴を上げる。
ありえない。こんなことは自然では。こんな偶然・・・!
「お、れの、制御外、にある、最後の『世界』、・・・・七番目の世界・『移ろう世界』カオスレインズ。」
「!」
「能力、は・・・・・・この世の根源的な事象の一つで、ある・・・『偶然』、・・・すなわち、世界の乱数・ランダムサンプリングの、統御・・・・・・」
「な・・・・・・!?」
『偶然』を・・・操る能力!?
だが驚いている暇などは、既に無かった。
「悪ぃ、な。・・・最後の、祭りだ。・・・・・・つきあってくれや。」
その言葉と同時に、ウィズダムのところまで亀裂が届いた。
「・・・・・・っ!」
飄々とした体躯が、闇へと落ちてゆく。
そして、数瞬。
最早立っていられないレベルで地面が鳴動した。
「うわっ!?」
続くのは、大地の隆起。
土が、草が、岩が、鉄が。
この楽園・『ワイズ』を構成する全てが集まってゆく。
gg、と形容できぬ音を伴って、先ずは腕が生えた。
それは空を掴む仕草を数度行い。
ばん、と大地を叩いて”からだ”を持ち上げた。
「あ・・・・あぁ・・あ・・・・・・あ」
・・・・・・呟いたのは、誰だっただろう。
震える大地に最早立つことすらできず膝を突く錬たちを見下ろすが如く。
純白の巨人は天に向かって産声を上げた。










――世界は崩れ、人は膝を折り、そして全ては無に還る――
















 能力解説

『移ろう世界』カオスレインズ・・・情報の海に存在する無作為抽出的要素。すなわち”乱数”を制御し、この世の『可能性』を操る力。。
          とはいえ完璧に操れるわけではなく、偶然の奇跡を人為的に引き起こす。要するにとんでもない幸運能力者になるってこと。



湖面と(強制変換)

やー、何か大変なことになってしまいましたねぇ。
必死の策でウィズダム君を倒したはいいが、次いで現れたのがまたもや化け物。
やはりこれはラスボスは巨大化して復活するものと思っている俺の脳内常識が悪いんでしょうか。
シティ・神戸のときとは違い、既にコアであるI−ブレインは崩壊しかかっているため、活動時間は短いものの、
そのI−ブレインの単純な容量は七瀬雪を上回る。さぁ、一体どう倒す!・・・・・・・・・・・・えーと、どう倒そう?(滝汗)
そして、これ書いてる時点で残りをほぼ書き終えることができました。校正かけるため微妙にずれるかもしれませんが、残るは後三章!
なるたけ早くできるよう頑張ります。
さて、次章は「無限の可能性」。破滅を撒き散らす賢人の妄執に、錬たちはどう立ち向かうのか?と、そんな感じです。

レクイエム