『Life goes on』


























序章

「闇の胎動」



























――おわりのはじまり――























――――それはまさに、阿鼻叫喚の言葉を体現した世界だった。





見渡す限りが朱の色に染まっている地獄絵図。

炎の紅と鮮血の赤が入り混じり、ただただこの煉獄に彩りを加えてゆく。

倒壊していない建物など一つも無く、焔の洗礼を受けておらぬ場所も無い。

最早逃げ惑う人々は全て物体と化している。

無慈悲なまでの殲滅。

ただその一言のみがこの場を支配していた。

まるでおもちゃ箱に手を突っ込んで思いっきりかき混ぜたような破壊。

――――ここは、シティ・シンガポール。

大気制御衛星の暴走により滅びゆく人類。その最後の砦の一つは、ここに崩壊を迎えていた。























     *
























「――――第五師団壊滅! 目標、減速のそぶりすら見せません!」

「空軍を即時投入しろ! ――――いや、生ぬるい。タンクも何もかも全てつぎ込んで殲滅するのだ! !」

シティ・シンガポール自治軍『アトラ』

その本部はいまや混乱の極みに達していた。

備え付けられた無数の携帯端末からは膨大な量のデータが吐き出され、町の被害を、そして応戦に向か った部隊が全て壊滅させられてゆく様子を示してゆく。

既に五師団が完膚なきまでに壊滅。それも全て十分とかからずに、だ。

「ぐ……、この、化け物が……!」

拳を握り締める管制官の前のディスプレイには、”敵”が映し出されている。

「なんだってんだ、一体……!」

映し出されたものは、”巨人”であった。

拳を振り回してビル群を紙のように破り砕く、顔の無い巨人。

それが、シティ・シンガポールをたった一体で半壊させている原因だった。








……始まりは、夜明けを迎えるか迎えないか、というときだった。

唐突に観測された異常なまでのフラックス。

それも尋常ではない規模。まるで世界一つをそっくりそのままこね回して遊んだらこうなる、というま での凄まじい乱れだった。

そして、シティ上層部がそれについての対応を下そうと会議を開いたほんの数分後。

件の巨人はどこからともなく出現し、容赦の欠片も無く破壊し始めたのだ。

住民の半数以上が寝静まっているときの急襲の効果は絶大だった。

我先と逃げ惑う人々押しつぶしながら巨人は侵攻を進め、ほんの数十分でシティの四半分が焦土と化した。

そして、今に至る。








「荷電粒子砲効果なし! 限界出力超過状態でも通用しません!」

「第二空軍部隊壊滅! 実態弾が全てかき消されています。これは――――、時空間制御!?」

「足元を狙うように指示しろ! なんとしてでも足止めするのだ!!」

「駄目です! こんな、こんな防御が――――!?」

時空間の夢幻・・分割、世界の上位構成因子をどうやって……!?」

巨人にはあらゆる攻撃が通用しなかった。

歩兵の携帯火器は言わずもがな。戦車のメーサー光線、マグナムミサイル、果ては荷電粒子砲までもが ことごとく効果を為さない。

対して巨人の拳の一振りは確実に大地を穿ち、戦闘機を叩き落し、甚大な被害を与えている。

まさに蟻と巨象の戦い。

さながらこの光景は世界の終わりに判決を下す審判の日のようであった。

「――――くそ!!」

シティ・シンガポール自治軍『アトラ』が大佐、天帝の剣てんていのつるぎの二つ名を持つジョシュア・G・アイン ザッツは怒り任せに端末を殴りつけた。

……なんなのだ、あれは。

一つのシティが全戦力を投入しているというのに、これは悪夢か。

虎の子のAランク魔法士部隊も既に導入済み。しかしそれでいて戦果はおろか、かすり傷一つつけるこ とはできていない。

「……あれは、本当に悪魔なのか」

アインザッツと同じく大佐である、地神の槌ちじんのつちヘルガ・バーティントンが呆けたように呟いた。

その横に控えるは、さらに同じく大佐、人皇の矛じんおうのほこブラウンバック・スフォルツァンド。

彼らを称して三儀トリスレギオン

シティ・シンガポールが誇る最強の魔法士たちだ。

『黒衣の騎士』ヌル・プルートゥ『紅蓮の魔女』アルティミットなどに比べると圧倒的に無名だが、彼らとて大戦を生き延びた猛者である。

その力量は並の魔法士を遥かに超えるものだ。

だが、その彼らをして目の前の光景は尚、理解を超えていた。

防衛戦と、必死の抵抗と、そう呼ぶのすらおこがましいほどの圧倒的なワンサイドゲーム。

「こんなこと……が、あっていいのか……」

震える腕を逆の腕で押さえ、ヘルガがそう呟いたとき、








「――――然り。これが汝等と我等の抗えぬ差というものだ」









唐突に、ありえない声が乱入した。

反射的に振り向いたその先には、黒の外套に身を包んだ一人の男。

「な、に――――!?」

驚愕に飛び退る三人。

全く気づくことができなかった。

気配はおろか、情報の海の乱れも無い。

まるでそうあることが当然のように、闖入者は静かにたたずんでいる。

「……何者、だ」

そう問うたときにようやく気づく。

さっきまであれだけ響き渡っていた巨人に対する怒りの声が、一切消えていることに。

「――――!」

絶句する。

最早この場に動くものはアインザッツら三人と謎の男しかいなかった。

先ほどまで目まぐるしく動きまわっていた全ての軍人らはその首を断たれ、虚ろな眼窩を天上に向けて 転がっていた。

「馬鹿な…………」

……我々に気づかれること無く、それもほんの数瞬のうちにこの厳重な警備を配した本部に進入し、これだ けの人数を始末したのか……?

ようやく戦慄と共に冷や汗が伝う。

黒の外套に身を包んだ男は、なんの抑揚もなしに口を開いた。

「成程……。所詮はこの程度の結果しか得られぬものであったか」

「お、おい貴様――――」

まるで目の前にいるアインザッツたちなど眼中にも入らぬ様子で、その男は独語する。

「主が決を下したのは正解だったようだ」

かつかつ、と踵が床を叩く。

そして、男はここにきてようやくアインザッツたちに目を向け、







「――――汝等は、つまらない」







「――――っ!」

瞬間、全身の毛が総毛だった。

悪意とも害意とも一線を画す、一片の曇りも無い純粋な”殺気”

あの大戦中でもこれほどまでのものを感じたことはない。

体が、いや、自分の存在それ自体が警告を発している。

半ば反射のようにアインザッツたちは己の武器を抜き放った。

直刀。円月刀。曲刀。

普通の騎士剣とは一風違った性能を付与されたそれらはそれぞれ「アス」「レン」「ヴァルグ」と称さ れる。

シティ・シンガポールが誇る最強の魔法士三人の抜刀。

それは迎え撃つ相手にとっては絶対の死を意味する。

だが、外套の男は毛ほども気にした素振りも見せずに、雄弁なる動作で答えた。

外套の懐に手が差し入れられ、中から抜き放つは、

「騎士剣、なのか……?」

呆然とヘルガが呟いた。

外套の男の手に握られているのは、柄と刃とで構成される武器、それは確かに騎士剣だ。



――――だが、それは剣と呼ぶにはあまりにも無骨すぎた。



まるで大岩からそのまま削りだしたような極厚の刀身。

長さは2m近くまでにも及び、柄から刃までその全ては鉄色で統一されている。

一歩間違えれば剣ではなく盾としても使えそうなまでの鉄塊。

ハルバードや大金槌にも間違うほどの肉厚を誇る剣。

それが、目の前の男の”騎士剣”であった。

「…………まるっきり、鈍器だな」

ブラウンバックが苦々しげに言う。

それに答えるように男はぶうん、と大きく風切音を立てて剣を旋回させ、肩に担いだ。

沈黙一拍。重々しく告げる。

























「『Idイド』が守護者ガーディアンは第二位、神焉斬刹しんえんざんせつイグジスト。――――推して参る」


























刹那。

その言葉の語尾が未だ虚空に溶けきらぬ程の短時間。

『騎士』を以ってしても極小と感ずるその一瞬のうちに、男――――イグジストは目の前で大剣を振り かぶっていた。

「な、ん――――ッ!?」

思考が凍る。

理解不能な出来事に意識は硬直を選択。

しかし生命維持の本能に従い、体は反射的に迎え撃っていた。


(「身体能力制御」起動 運動係数を55倍 知覚速度を55倍で定義)


アインザッツの騎士剣「アス」が唸りを上げてイグジストの大剣を迎撃し、


「――――な」


――――受け止めることさえできず、粉々に砕かれた。


「に――――!?」


視界を踊るは砕かれた騎士剣の破片。

雪のように舞い散るそれをアインザッツは呆然と見つめた。

シティの技師が手を入れた最上級の騎士剣が、抗えもしないこの事実。

それは何よりも強い束縛となって彼の動きを止め、



「下らん。己が無力を悔いて死ね」



大斬撃。

瀑布の如き勢いで振り下ろされた刃により、アインザッツは脳天から股間までを真っ二つに断ち切ら れて絶命した。

それを目にして残る二人が驚愕に目を見開く。

対してイグジストは不動。

さも当然と言わんばかりの泰然を保っている。

「何を驚く。天の果てを掴むことが出来ぬ汝等に、天なる意思宿す我らを理解できぬなど必然」

ゆらり、と切っ先をヘルガとブラウンバックに向け、

「故に理解する必要など無い。唯疾く疾く消え失せよ。足掻く事こそが最大の罪と知るがいい――――」

暴嵐の突進、その一歩が踏みしめられる。

ただ一歩を踏み剣を振る動作でさえ究極。

体の全ての器官が警鐘を鳴らしている。

そしてヘルガとブラウンバックはその本能に従い、大きく横に跳躍することを選んだ。

回避。大振りであればあるほど隙ができ、そこを衝く方法。

……だがそれは、あくまでも普通の魔法士を相手にしている場合にしか通用しない。

「小賢しい」

言葉と共に大剣の刀身が”ブレる”

それが錯覚かどうなのかを判断する前に剣は床へと着弾。

刹那、――――床が崩壊した。

「!?」

情報解体ではない。

情報制御の素振りなど全く見せなかった。

だが事実として床は微細な粒子レベルまでに穿たれ、消失している。

「く…………!」

足場が無い場所では『自己領域』を発動するしかない。

これまた反射的に二人は崩壊する床から逃れるべくさらに後ろへと跳んだ。

そして、どず、という鈍い音と共にブラウンバックの胸をイグジストが投じた大剣が貫いていた。

「ぶ――――…………ぁ、が?」

何が起こったのか分からないように、ブラウンバックは目を白黒させて自らの体を見下ろし、

「ご、ぶ…………っ」

そこでようやく気づいたように喀血し、そのまま倒れ伏した。

「…………馬鹿、な」

残ったのはたった一人。ヘルガ・バーティントン。

手も足も出ない。

いや、そんな生易しいものですらない。

これは、ただの”搾取”だ。

人が農作物を収穫するように、家畜を屠殺するように、そうあることが最早当然の真理。

敵うわけが無い。

そもそも純粋な力ではなく、存在自体が超越しているものにどうやって対抗しろというのだ。

どんなに科学が発展しようと夜の闇への本能的恐怖を抑えきれないように、これは種として刻み込まれた本能。

イグジストはブラウンバックの胸よりずるりと大剣を引き抜き、静かに切っ先を上げた。

「退くも行くも相成らぬ。汝を切り裂く我が剣の字は始原鋼剣ノイエキャリバー

手首のスナップで回し、逆手に持ち変える。

「光栄に思うがいい、ただびとよ。此処が聖別の始まりである」

ヘルガはそれを、どこか遠い感覚で聞いていた。

手から騎士剣「レン」が滑り落ち、崩壊した床を落ちてゆく。

足元は定まらず、ともすればほんの少し残ったこの足場を踏み外してしまいそうだ。

「汝等が愛する世界はここに終わる。……我等、天なる意思を宿す者達也」





――――夢へ溺れよ。貴方の愛は世界を毒す。





振り上げられる大剣。大上段に構えられたその威容はまさに最後の審判を下す執行者。

巨人の咆哮が遠く聞こえる。

それを判決のラッパ代わりに、振り落とされた”始原鋼剣”を最後の知覚として、ヘルガの意識は永遠 に消滅した。





「…………話にならんな。腑抜けたものだ」





そして、何も動くものがなくなった部屋で、唯一人残ったイグジストは独語する。

おォ、と巨人の咆哮が響き渡る。

イグジストは窓を開け、一歩を跳躍と踏んでシティ・シンガポールを見渡せる高台へと移った。

見渡せば、町は8割以上が紅に染まっている。

最早軍の抵抗も無い。

「ふん、この分では警戒の必要すら無いか。ザラットラセロに合流するとしよう」

吐き捨て、イグジストは最後に町全域を見渡す。

巨人に蹂躙され、原型を全く留めていないシティ。

「人類最後の砦、か。このような堕落、飼育箱の間違いだろうに。……ああいや、なればこそ終わらせに来たのだったな、観察・・を」

冷ややかな目には何も映っていない。

”天意の宿り木”ギガンテス・オリジンを駆り出す必要も、もう無いな。――――ではさらばだ。安穏に溺れた飼 育箱よ」

それだけを最後に告げ、黒い外套を翻す。

たったそれだけの動作の後、最早そこには何の影も形も存在していなかった。








……崩れ行く都市の中、聞こえるのは荒れ狂う巨人の咆哮のみ。

侵攻より数えてたった二時間弱。

――――シティ・シンガポールは、ここに壊滅した。































…………だがしかし、これはまだ胎動に過ぎない。

母体よりはぐれた影・・・・・・・・・がこれほどまでの被害をもたらすというのならば、天に隠されし真の闇は一体どの ようなものなのか。

時刻は夜明け。

しかしこれより悪夢は始まる。

覚めぬ夢に溺れるのか。それとも耐え難い現に沈むのか。

さぁ、緩慢なまでに狂おしい、漆黒の夢を始めよう――――――――





























 あとがきがきがきがき(意味ナシ)

「空の向こう側へ届ける思いは、機械仕掛けの神の祝福を以って生きる導となる。――――最終章、開幕にございます」

錬 「で、またあとがきはこの形式なわけね」

祐一 「やれやれだ」

ディー 「全くですね」

ファンメイ 「ふぇ!? 誰!?」

「あー、いちいち紹介すんの面倒だし却下。この物語の中で出会うから待ってなさい」

フィア 「……このコーナーの騒がしさが何十倍かになりそうです」

セラ 「えと……、前の物語見てみましたけど、ここって要するに作者の人を燃やしたり解体したりするコーナーです?」

「子供は無邪気に残酷だなッ!? 俺の残機も考えろ!」

ヘイズ 「いや否定してないだろお前。ってか残機いうな」

エド 「ワンコイン?」

「君まで言うかエド、――――あああそんなイノセントな目で俺を見るなー!」

イル 「……ってかいっつもこんな具合やったんかい」

サクラ 「そのようだな。……反応に困る」

「って人口密度増えすぎじゃないかー!? よく考えるとお前ら誰一人としてまだ出てきてないだぶぁっ!?」

リューネ 「はいはーい、諸悪の根源は黙ってること。んーと、どれどれ……これが台本か」

錬 「御免、僕とりあえず色々と物申していいかな」

クレア 「……言うだけ無駄だと思うわよ」

祐一 「あきらめろ」

フィア 「皆さん順応早すぎです……」

ファンメイ 「おー、リューネ久しぶり! どれどれー?」

錬 「……『奇蹟の歌』ヘヴンズ・クライ・レプリカまで使っといてスルーなの?」

サクラ 「いや、生ぬるいと思うが。私ならば『夢浮橋』ゆめのうきはしでも」

ディー 「……その辺でやめてくださいね。セラが恐がります」

リューネ 「えーと、この『Life goes on』は文字通り前二作の”総まとめ”となるものです」

ファンメイ 「『あの空の向こう側へ』では”気づき”を。『deus ex machina』では”現実”を」

ヘイズ 「そしてこの物語では”夢”を表そうと思います、か」

祐一 「テーマは変わらず、『生命讃歌』だ」

サクラ 「”ただそこにある”ことの尊さや、非情なる現実。それらを踏まえたうえでの、”生き抜く”ということを描いて行きたい、だそうだ」

ディー 「出演者はWBキャラのほぼ全員。それぞれの正義が交錯する筈の僕らが戦うのは、共通の敵の出現に他ならない」

セラ 「シティでも、『賢人会議』でも、『黄金夜更』でもない敵の組織。その名前は――――Id

錬 「崩壊するシティ。世界への隷属。それは五つの守護者を纏う全能機関」

フィア 「それでも戦う。理由なんて一つです、――――全ては、己に胸を張るために」

クレア 「さぁ、開幕よ。終わりの始まりがね」

リューネ 「そういうわけで、読者の皆々様、再び長らくのお目汚しを頂くことを、どうぞお許し下さい」

フィア 「さらに加えて、この作品に日の目を浴びさせてくださった管理人様には、今まで以上の感謝を」

祐一 「こんな駄文であろうと、少しでも楽しみになれば幸いだ。それしか言うことは無いのかコイツは」

ディー 「ともあれ、いつ完結になるのか、先ず完結できるのかすら見通しがたっていません」

ヘイズ 「気長に、ゆっくりと読み勧めていただきたい。今までに張った伏線はそれこそとんでもない数あります、とさ」

エド 「とれじゃーはんと」

ファンメイ 「そゆこと。探して見るのも悪くないんじゃない? ……学園の方にまで伏線忍ばせてるってのはどうかと思うケドー」

祐一 「……流石にやりすぎだな。まさか暴走編に伏線が仕込んであるとは夢にも思うまい」

セラ 「というか気づいた人いたらすごいと思います……。伏線っていっても単語だけがほとんどなんですけど」

ヘイズ 「ま、今はおいとけ」

サクラ 「シティを易々と滅ぼすほどの謎の組織。隠された計画。謎は未だ出きってすらいない」

クレア 「それと、この前の、題名が何も無い章は作者の脳内では”無章”アルファと呼ばれているようね」

イル 「無題ゼロ零章オメガというわけでもあれへん。あの戦いは未だ白紙の未来や・・・・・・・・

リューネ 「作者ですらどうなるかはホント想像つかないんだって。や、悪い意味じゃなくてだよ?」

錬 「大まかなストーリーは確かに決まってるけどね。未だ全ては砂上の楼閣」

祐一 「いい加減冗長になってもいかんな。ともあれ、全ては動き出した」

フィア 「どういうカタチであれ、誰かに”なにか”を伝えること。それが目標らしいですよ」

ファンメイ 「先は長いけど、これからヨロシクね!」

セラ 「それでは、第一章『夜がまた来る』にてお会いしましょう」

ウィズダム 「そういうこった」

ディー 「それじゃあ、お楽しみに……って、ん?」

ウィズダム 「んぁ?」

全員 『――――なんでお前がここにいるッ!?』

……つづく?






written by レクイエム 本文完成:12月22日 HTMl化完成:12月23日













                                            




                                                                              ”Life goes on”それでも生きなければ...