■■闇鳴羚炬様■■

終わりの決まった『愛』の詩



『青』に包まれた世界・・・・。

彼女はそこに居た。

雲一つない、澄み切った『青』・・・・。

視界には、一点の光。

あの日、「彼」に教えてもらった、二人だけの、秘密の場所。

都合上、もう一人知られてしまったけど、「彼」は別に怒らないと思う。

「彼」は、そんな人ではないから。

「秘密の場所」より、大事な物を知ってるから。

彼女は、そこで待っていた。

別れが決まっていても・・・。

自分に幾ら言い聞かせても・・・・。

「愛する」ことを止められなかった、「彼」を。

先程、「同調能力」を使って、『声』をとばした。

あと、2分ほどで着くだろう。

泣いてはいけない

悲しい「別れ」になってしまうから。

笑わなければいけない

「彼」には、私の『笑顔』を覚えていて欲しいから。

最後に会った姿が、『泣き顔』なんて、嫌だから。

だから、私は、笑って迎えよう、と決めた。

「彼」の為にも。

「彼」が、私のことを重荷に感じないように。

ドアの開く音がした。

意を決して、空を見上げたまま、言葉を紡いだ。

「ここは、夜でも暖かいんですね。」

まだ、顔を見ることは出来なかった。



闇鳴羚炬様よりいただきました。

きゃあ、あのシーンですね☆
フィアを見ていると、私はこうありたいと思うのです。
錬のような立場は主人公だからとれるもので、
現実はそんなものじゃない。
私、タクティクスオウガはロウルートが好き。


<作者様コメント>
初めての作品です。何分不慣れなもので、
打ち損じ等あるかもしれませんが、
大目に見てくだされば幸いです。(汗
短い作品ですが、思いつくまま書きました。
おかしいところ、ここはこうした方がいい、
など、幾らでも言ってください。ホントに。
特に題。いつも作文とかで題考えるのに時間がかかって・・・・。
今回の題も時間かけました。
その割にあまりいいものじゃないけど・・・。(本文も)
また思いついたら書きます。(思いつかないと書かない)

<作者様サイト>
なし

◆とじる◆